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NHKFM情報:8/13に2019年ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭のライブが放映されます

お盆に良いニュースです。全公演中継するはずのPolskie Radioでも放送されなかった、昨年の「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」出演時のライブがNHKFMで放送されます。
この音源はあるはずでしたが、ヨーロッパでも放送されず、BR-Klassikでは予定されていたものの、なぜか直前で中止・変更になったりで、もうないのかと思ってましたが、まさかのNHKFMで放送です。
NHKFMでカツァリスのソロライブが放送されるのはいつ以来でしょうか・・・? たぶんソロだと2006年のビバアンコールプロの放送以来かと・・・。

プレイバック ヨーロッパ夏の音楽祭 ショパンと彼のヨーロッパ国際音楽祭
https://www4.nhk.or.jp/P3652/x/2020-08-13/07/69686/4604300/

プログラムは「ショパンの弟子&関係者プロ」です。日本でやった「ショパンとその弟子」プロではありません。つまり残念ながらショパンは弾いてません。ちょっとプログラム的には微妙ですが、放送されるのはありがたい限り!

フォンタナ:マズルカ ホ短調 作品21第2
テレフセン:マズルカ 変ロ長調 作品3第3 / マズルカ 嬰ヘ短調 作品3第4
グートマン:華麗なポロネーズ 変ホ長調 作品21
ミクリ:マズルカ ト長調 作品10 / 48のルーマニアの歌(抜粋)
フィルチ:マズルカ 変ホ短調 作品3第3 / 舟歌 変ト長調 / ベネチアへの別れ(さようなら!)
モニューシュコ:ポルカ「春」ヘ長調 / トライフル 変ロ長調 / ノクターン 変イ長調 / ヴィラネッラ 変ニ長調 / 君よ知るや南の国(メルツェル・シュチャヴィニスキ:編曲)/ 星(ウォルフ:編曲) / 歌劇「ハルカ」からマズルカ 変ホ長調 / ドゥムカ(メルツェル・シュチャヴィニスキ:編曲) / 紡ぎ歌(ウィルム:編曲) / コサック(クリューガー:編曲)
ノヴァコフスキ:モニューシコの歌劇「ハルカ」による幻想曲

以上、2019年8月27日 ワルシャワ・フィルハーモニー・コンサートホール(ポーランド)

ボン・ベートーヴェンフェスト出演は来年9月7日に延期

今年の9月26日に予定されていた、ボン・ベートーヴェンフェスト2020での広瀬悦子さんとの第九ですが、来年2021年9月7日火曜日に延期されることが発表になっています。
プログラムは日本公演と同じ、ハンスフォンビューロー編曲の合唱幻想曲とリスト編曲(2台用)の第九です。
ちなみにこのシリーズはピアノで交響曲を全曲やるチクルスのトリですが、その前の8曲も延期されて開催されます。シチェルバコフがおいしいとこもっていきます。
https://www.beethovenfest.de/en/program/all-concerts/concert-guide/chorfantasie-die-neunte/

2020年の来日公演予定はすべて2021年に延期

仕方ありませんが、夏に予定されていた公演も全部来年2-3月に延期となってしまいました。
同じく延期予定の霧島音楽祭も同じ時期になるのでしょうか。
ただ、平日だった日経ホールが土曜日になったり、土曜予定だった兵庫県文が平日になったりと、集客には苦労するかも・・・。
詳細はこちら

最新情報:3月のリスト国際ピアノコンクールで審査委員長

3年に1度のフランツリスト国際ピアノコンクールが今年3月下旬にオランダ・ユトレヒトで開催されますが、イディル・ビレットの代役で審査委員長とマスタークラスを担当するようです。
https://www.tivolivredenburg.nl/agenda/masterclass-met-cyprien-katsaris-27-03-2020/

2020年カツァリス来日公演情報:7月12日(日)かつしかシンフォニーヒルズ

7月のオリンピック直前となりますが、葛飾でソロ公演が決まりました。

7月12日(日)14:00開演 かつしかシンフォニーヒルズ アイリスホール
一般 ¥5,500

なんとオールショパンプログラムと発表されてますが、昨年の鹿児島・大阪公演に続き、関東で初となるスケルツォ2番、英雄ポロネーズは弾くのでしょうか?
オールショパンといいながら、オールショパン(弟子含む)プロにいつの間にか変更されないことを望みます。。。

チケットは招聘元レガーレでのみメールで先行予約あります。(2月11日00:00〜2月17日23:59まで)

有)LEGARE : cdt.legare@jcom.home.ne.jp

 

ストリーミング映像:1月10日パリ公演が見れます

先日のウェブラジオでのタイマー録音をミスってかなり凹んでいたら、なんとコンサートの主催者であるルイヴィトン財団のホームページに動画がまるまるアップされております。
それもかかなりの高音質&高画質で!!
もうLV様さまです!!!
なぜルイヴィトンかといえば、ご承知の通り、たびたびカツァリスと共演している女性ピアニスト、エレーヌ・メルシエの旦那はあのルイヴィトングループのCEOヴェルナール・アルノーでございます。正真正銘のビリオネアセレブ。そりゃ、カツァリスとCDくらい小遣いで作るでしょ。

当日のプラグラムは以下の通り。なんといっても英雄ポロネーズを弾いています。

即興演奏
ベートーヴェン:交響曲第9番第3楽章(ワーグナー編曲)
ベートーヴェン:交響曲第7番第2楽章(リスト編曲)
ハイドン:ピアノソナタ第48番
シューベルト:小品(即興曲)D946-2
ショパン:英雄ポロネーズ
リスト:ラ・マルセイユース
カツァリス自作曲3曲
 Appassionato(熱情)
 la belle cubaine(美しいキューバ人)
 et Coup de foudre(一目惚れ)

こちらからどうぞ。

ラ・マルセイユースを弾いたのは88年の東京公演以来??? 珍しい! 
それに即興演奏長すぎ! いつもの終わりのフレーズ出てきても、まだまだ続く、さすが大スポンサーへのサービスか!?

2020年来日公演情報:7月15日(水)日経ホール

7月15日にまた日経ホール、プログラムは同じオールベートーヴェンプロです!
イープラスでのチケットはもう先行発売開始!

第498回日経ミューズサロン
シプリアン・カツァリス ピアノ・リサイタル
~鍵盤の魔術師カツァリスが生誕250周年を記念してベートーヴェンを弾く~

2020年7月15日(水) 午後6時30分開演
日経ホール

イープラス先行予約はこちら

最新インタビュー:ベートーヴェンイヤー2020年について

フランス語サイトですが、Classiquenews . com というサイトにかっつぁん最新インタビューが掲載されていたので、日本語訳で抜粋掲載します。
特に珍しいことは話していません。まじめなインタビューです。もちろんマエザワ氏へのラブコールもありません・・・。

CNC:この6枚組のCD-BOXに収録する曲目はどのような基準で選んだのですか?
CK:若かりしベートーヴェンの最初の作品から最後の作品まで年代順に配列しました。8つのソナタ、32の変奏曲などなど有名なオリジナル作品を混ぜ合わせたものです。同様に、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ「クロイツェル」「春」といった珍しいトランスクリプション、そして四重奏の曲も収録されています。

CNC:このCDを録音するにあたって、何か発見したことはありますか?
CK:ベートーヴェン自身の編曲によるピアノ版「騎士バレエのための音楽」「すべての長調のための2つの前奏曲」「ワーグナー編交響曲第9番より第3楽章アダージョ」「サン=サーンス編弦楽四重奏曲第6番より第2楽章アダージョ」ムソルグスキー編弦楽四重奏曲第16番より第3楽章レント」フランツ・クラク編ヴァイオリン協奏曲ニ長調より第3楽章」。これらは全て19世紀に作られたトランスクリプションであり、当時の音楽家達がベートーヴェンをどう捉えていたかがよくわかります。

CNC:あなたはベートーヴェンについてどのような見解をお持ちでしょうか?ベートーヴェンの何が一番お好きなのでしょうか?この6枚のCDでは、ベートーヴェンの何にスポットを当てているのでしょうか?
CK:彼が明白な人間中心主義であること、不公平に対しての反抗的な精神。そして彼の生きた時代に起きた戦争、楽譜の中のシンコペーション上に示されたたくさんのアクセントが、人間中心主義のための「物事を前に推し進める」という彼の決意を示しているかのようです。ヴァイオリン協奏曲の最後のところに出てくる荘厳なテーマは胸が締め付けられるほど素晴らしいものです。

CNC:2020年今年のベートーヴェンイヤーに向けての抱負をお聞かせください。
CK:私は、あまりにも軽々しく、そして美しい価値観を少しずつ失いつつあるこの社会に、人間中心主義のメッセージを広く伝えたいと思っています。

CNC:今年のベートーヴェンイヤーを記念して、個人的に演奏される予定はありますか?
CK:昨年12月に33回目の日本ツアーで年代順に組まれたプログラムを演奏しましたが、2020年5月4日ボン(ベートーヴェン生誕の地)で同じプログラムを再演する予定です:最初に作った曲である「ドレスラーの行進曲による9つの変奏曲」「ベートーヴェン編曲によるピアノ版騎士バレエのための音楽」「ソナタ第17番テンペスト」「最後のヴァイオリン協奏曲」「軍楽のための行進曲」「交響曲第2楽章(ワーグナー編第9番とリスト編第7番)」。
それから「ハンス・フォン・ビューロー(リストの娘コジマと結婚、後に離婚して彼女はワーグナーと再婚)編の合唱幻想曲を日本人ピアニストの広瀬悦子さんと共演する予定もあります。彼女はモスクワ青少年ショパン国際ピアノコンクール優勝、アルゲリッチ国際コンクールで優勝しました。パリ在住であり、毎年フランス・ナントの「ラ・フォル・ジュルネ」に出演、また何度もロック・ダンテロン・ピアノフェスティバルに出演しています。
また、2020年12月16日ベートーヴェンの誕生日には、彼が生まれたボンのベートーヴェンハウスのコンサートホールでコンサートを開くことになっています。
その他、ヨーロッパ各地でピアノ協奏曲を弾く予定もあります。

更新記録:ディスコグラフィーコーナーを更新

ディスコグラフィーコーナーにPIANO21の最新CD、ベートーベン・クロノロジカル・オデッセィを追加して更新しました。
このCD、これまでのPIANO21の中でBestのうちの1枚だと思います。
特に、スプリング、クロイツェルソナタ、Vn協奏曲の3つの編曲物が気に入りました。

最新情報:また変なコンチェルトを弾く様子(アレンスキー、ハサノフ、カバレフスキー)

来年のベートーヴェンイヤーに向けて、年末から大忙しのはずなのに、また変な曲弾くみたいです。
来年2月にドイツで以前にも共演しているミーロン・マイケイリディス指揮のエアフルトフィルと。

アレンスキー:リャビーニンの主題による幻想曲 op.48
ゴットフリート・ハサノフ:ピアノ協奏曲第1番
カバレフスキー:ピアノ協奏曲第3番

そういえば、ロシアの珍しいコンチェルトを3曲弾くと上海で語ってたけど、このことか。

アレンスキーは1861年生まれでリムスキーコルサコフの弟子らしいけど、YouTubeでこの曲を聞くと、出来損ないのラフマニノフっぽい曲くらい・・・。
ハサノフは1900年生まれらしいけど、まったく調べても出てこない。曲はこんな感じ。なんか昔のドラマの間奏曲みたいな・・・。正直ピアノソロは主役じゃないわな。
カバレフスキーのピアノ協奏曲はアシュケナージにボロカス言われたらしいw3番。アレンスキー・ハサノフに比べれば、はるかに聴ける・・・。コンサートのメイン曲としてはどうかと思うけど、かっつぁんらしいかも。

いや、まあ、こういうの弾くのはいいんですけど、弾くなら本気で全世界にこの曲のよさを知らしめるくらいの気持ちで弾きこんでほしい。
なんか最近ちょっと1回弾いてみました的なものが多すぎるわ。そういえば、ベートーヴェンの今チェルトも1番、4番をどっかで弾くとか言ってたけど、ホンマかいな。

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