アーカイブ: 2019年11月

最新情報:また変なコンチェルトを弾く様子(アレンスキー、ハサノフ、カバレフスキー)

来年のベートーヴェンイヤーに向けて、年末から大忙しのはずなのに、また変な曲弾くみたいです。
来年2月にドイツで以前にも共演しているミーロン・マイケイリディス指揮のエアフルトフィルと。

アレンスキー:リャビーニンの主題による幻想曲 op.48
ゴットフリート・ハサノフ:ピアノ協奏曲第1番
カバレフスキー:ピアノ協奏曲第3番

そういえば、ロシアの珍しいコンチェルトを3曲弾くと上海で語ってたけど、このことか。

アレンスキーは1861年生まれでリムスキーコルサコフの弟子らしいけど、YouTubeでこの曲を聞くと、出来損ないのラフマニノフっぽい曲くらい・・・。
ハサノフは1900年生まれらしいけど、まったく調べても出てこない。曲はこんな感じ。なんか昔のドラマの間奏曲みたいな・・・。正直ピアノソロは主役じゃないわな。
カバレフスキーのピアノ協奏曲はアシュケナージにボロカス言われたらしいw3番。アレンスキー・ハサノフに比べれば、はるかに聴ける・・・。コンサートのメイン曲としてはどうかと思うけど、かっつぁんらしいかも。

いや、まあ、こういうの弾くのはいいんですけど、弾くなら本気で全世界にこの曲のよさを知らしめるくらいの気持ちで弾きこんでほしい。
なんか最近ちょっと1回弾いてみました的なものが多すぎるわ。そういえば、ベートーヴェンの今チェルトも1番、4番をどっかで弾くとか言ってたけど、ホンマかいな。

日々是カツァリス2019番外編:11月2日 上海公演遠征

ソウル、北京に続いて3回目の海外遠征は上海です。
海外までおっかけていく気力なんてもうないと思ってたんですが、中国国内ツアーのプログラムが鹿児島と同じと知り、もうスケルツォも英雄ポロネーズも日本で弾くことはないだろうし、もしかしたらこれが最後かもと思い、決意。
いつものおっかけ三人衆での遠征となりました。
今回現地ではとにかく森岡さんの旦那様にお世話になりっぱなし。 上海着の夜がまずこれですもん。
どーーーん、はい、キタ! 上海蟹!!! 

でもって、パッカー!
 
オス、メス両方堪能!!! クリーミーでまったく臭みないし、基本、生魚、魚卵系苦手なわたくしですが、ペロリ。 オスのほうが好みでしたわ。

その後、上海といえば、この夜景。 

なかなかいい雰囲気ですが、40代男、50代、ゴホゴホ(以下自粛)

翌日、昼からゆっくり観光。旧市街地、激混み。

夜は早めに食べてからコンサートに行こうということで。上海なのに北京ダック!

実は2010年の北京ツアーのときに食べた北京ダックがとても美味しく記憶に残っていたのですが、そこの同じ系列のお店があるということで。
北京の食べ方での北京ダックはこのように皮だけではなく身も食べます。(これは2010年の写真)
森岡さんによれば、このような北京風の北京ダックの食べ方は南の人からは品が無い食べ方といわれてるそう。(皮だけ食べるのが粋ということか?)
今回食べてもやっぱり美味! 皮と身の間の油がジューシーでいくらでも食べられる!
で、このお店、実は日本にもあるそうで。銀座、新宿、六本木に3店舗あるこのお店です。。。
全聚徳(ゼンシュトク) 超、高そう、実際高い! 
でも上海では1人1500円くらいで腹いっぱいでしたよ! 最高かよ!!

腹いっぱい、満腹、眠い、ホテル帰って寝たいわー まあ、でも、行くかー  会場入り口、なんか高級クラブ風。

コンサートのチラシ  なんでこんな大昔の写真? 詐欺じゃんw ベヒを弾いてる写真かもな。
それに、コンサート会場でもプログラムとか配られないし、これだけでは、ショパンの曲はともかく弟子曲弾いたら何がなんだか分からないのでは? 
 

一応、本当にコンサートに行ったという証拠写真。
 
今回も、ベヒシュタインお抱えツアーなので当然ピアノはベヒたん。
ベヒたんは今回チケット招待してくれたので悪口は言わないw(てか、客層からするとほぼベヒ宣伝の招待客なんじゃね?)

曲目は、鹿児島と少し違ってました。
即興演奏 ショパン:プレリュード Op.28-20
ショパン:ノクターン No.2 Op.9-2
フォンタナ:マズルカ Op. 21 No.2
フォンタナ:華麗な大ワルツ Op.11
ショパン:マズルカ Op.17-4
テレフセン:ノクターン No.2 Op.11 / No.4 Op.39 / マズルカ Op.3-3,4
ショパン:バラードNo.1
フィルチ:マズルカ、舟歌、さようなら!
以上、前半は鹿児島ではなかった即興演奏を頭にやって、曲順がちょっと変わっただけで同じ。
感想はまあノーコメント。座る位置が悪かったのかと思ったので、後半から空いてる最前列に移動。(みんな空いてるとガンガン移動していく!)

で、いよいよ後半。
ショパン:スケルツォNo.2
ミクリ:48のルーマニア旋律
ショパン:ワルツNo.7 Op.64-2
ショパン:幻想即興曲
グートマン:華麗なギャロップ、ポロネーズ
ショパン;英雄ポロネーズ
アンコール モニューシュコ:ワルツ
幻想即興曲が入って、弟子曲を少しカット。アンコのモニューシュコは同じ

さて。

さて。。。

まじでびっくりした

何をびっくりしたって?

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!
 
「カツァリスが死ぬ、やばい! ああやばい!と 

思ったら いつのまにか終わっていた」
 
な… 何を言っているのか わからねーと思うが

おれも 何を見たのか聴いたのか わからなかった…

頭がどうにかなりそうだった… 演奏技術だとかピアノの質だとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったぜ…

そんなわけで、ちょっとしたアクシデントがあったのですが、カツァリス本人から、「書くな」「書いたら、ヤクザ、バーン」と脅されているので言えません。。。
それだと読んでくださっている方は気になるでしょうから言える事として・・・。
やはり今回、ベートーヴェンプロが迫っている中、ハードスケジュールで準備不足&極度のお疲れであったのだろうと推測いたします。
目がおかしいらしいので安静にしてほしいです。
以上。

気を取り直して翌日帰国日。
また豪勢なランチ。

ここでもまた上海蟹、そして上海焼きそば最高に旨かった!

いろいろ考えるところもあったし、年末、来年のベトプロどうなるんだろうと不安も実はありますが、旨いもの食ったツアーとして良い思い出となりました。
同行の皆様、上海の皆様、お世話になりました!

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