アーカイブ: 2009年7月

YOU TUBE にまた新映像 フランスのTV番組の完全版

またもやYOU TUBEです。
今年の初めにアップされていましたが、フランスのTV番組に出演して
即興演奏しまくっていた映像の完全版がアップされています。どうも
カツァリスサイドがアップしたようですが。
で、どうもこの映像、DVDにもなっているようです。(こちら)

ではアップされている映像を、若干の内容解説とともにあらためて紹介します。

Zegel(司会者 以下Z):超絶技巧の持ち主Cyprienを招くことができてとてもうれしいです。
K(カツァリス 以下K):それはどうもありがとう。
Z:私が初めて君の演奏を聴いたのは、TV番組でリストを弾いていたときだったんだ。とても気に入ったよ。 インプロヴィゼーションの王様といえばリストだよね。
K:そうですね。
Z:彼はコンサートではあまり即興はやらなかったみたいだけど、たまにはその当時流行っていたオペラの一節をモチーフにして即興演奏をしていたみたいだね。では、オペラの一節をモチーフにしたちょっとした「リスト風の即興」から始めてもらえるかな?
 

Z:即興といえばバッハです。オルガニストであった彼は聖堂で即興演奏をしていました。そもそも彼はあまりにも変なハーモニーで延々と即興演奏を続けてしまい、18才のときに得た第一オルガン奏者のポストを失ったといわれています。どのような方法でバッハは即興演奏をしていたのでしょうか?
この独創的なトッカータをおききになればおわかりになるでしょう。もしトッカータ ニ短調を知らない人がいたら、きっとバッハはこんなふうに即興で演奏してくれたことでしょう。

♪演奏♪

K:エトセトラ、エトセトラ・・・
Z:素晴らしい!ブラボー! ベートーヴェンが即興演奏をしたというのはきいたことがありませんよね。 幻想曲ロ短調で一例を革命的な響きで・・・お見せしましょう。
K:いいですよ。この曲のはじめは奇妙な感じですが、終り方は素晴らしいです。最初はこんな感じで♪そしてテーマ♪展開部♪そして典型的なベートーヴェンらしいテーマ♪ 次のことを考えているときには音階でつなぎます♪ ここでは歌曲を挿入します。Paulineに捧げます。♪ そしてここでどうしようかなと考えつつ♪さらに美しいメロディーで♪ ベートーヴェンといえば変奏なので♪ これがまさに即興です。最後は音階で終えます。と、こんな感じです。
Z:ブラボー! ショパンの幻想即興曲はどのように思う?
K:私は、自由な発想ができる空間のように感じます。森の中を長髪をなびかせながら少女が馬に乗って駆け抜けていくというような・・・
Z:・・・・では弾いてみてください。
♪演奏♪
K:ショパンの一番弟子にデュボワ夫人という人がいましたが、彼女所有の有名なワルツの楽譜を見ると、彼女が演奏していた時にショパンが即興でオブリガートをつけて連弾していたことがわかります。
Z:では私がデュボワ夫人役で。
K:私がショパン役。
Z:まずはひとりで弾いてみます。
♪演奏♪
Z:ではもう一度弾いてみます。君はショパンのように演奏してね。
♪演奏♪
Merci!!

この後は以前に紹介したとおりです。
音大のピアノ科卒のポップシンガーPauline(20歳)が「ロベルト&クララ・シューマンにちなんで一言と演奏を」というお題をカツァに出題。カツァは「ロベルトとクララ・シューマンは夫婦であり、偉大なピアニスト&素晴らしい作曲家でした。そしてなんといっても二人の愛情物語は有名です。では演奏しましょう。」みたいな感じで2人をイメージした即興演奏がはじまります。演奏後に「この演奏はPaulineのために!」という一言も添えてます。

これも以前に紹介したウェストサイドストーリーのテーマによる即興です。

で、最後はみんなで即興。

とれびあーん
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YOU TUBEに新映像(ハイドン、ベートーヴェンの協奏曲)

カツァリスの未発売音源、映像については、世界中のコレクターと情報交換して
ほとんどすべて持っているとと自負している私ですが、こういうまったく知らない
ものもあるのですね。。。YOU TUBE恐るべし。
カツァリスのコンチェルトの映像は、NHKが収録しているいくつかのN響との共演
以外には、オーマンディ・フィラデルフィアとの放送局流出ものなど、コンディション
良いものがなく、本当にこれはびっくりです。

おそらく1988年代後半から90年代前半です。
伴奏は、レオポルド・ハーガー指揮のルクセンブルクRTL交響楽団です。
残念ながら、ベートーヴェンは第一楽章がアップされていません。

ベートーヴェン協奏曲第3番第2楽章

ベートーヴェン協奏曲第3番第3楽章

ハイドン協奏曲第1楽章

ハイドン協奏曲第2楽章

ハイドン協奏曲第3楽章

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ディコグラフィーにPIANO21新譜、プロモーションCD情報を追加

PIANO21の新譜をこのブログでは紹介していましたが、本サイトのディコグラフィーは更新していませんでしたので、最新の情報に更新しました。
追加したのは、モーツァルトピアノ協奏曲シリーズ第5弾、ピアノラリティーズ、チャイコフスキーコンクールライブに、リスト関係の5つの協奏曲を収録したプロモーションCDの情報です。
それにしても、売れていないマイナーな独自レーベルとはいえ、他のピアニストに比べれば、リリースされるCDの量が多いですね。ファンにとってはうれしい限りですが。。。
本サイトのディコグラフィーへの直リンはこちら
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ビックリ! カツァリス X-JAPAN TOSHI とのコラボ!

えー、そんなわけで、話は以前にきいたときに半信半疑でしたが、BBSのほうに
主催者の方からお知らせをのせていただいてます。

<< 芸術の無限なパワー >>
シプリアン・カツァリス氏&X-JAPANのTOSHI氏
ふたりの天才アーティストによる、初の講演会とコンサート

??? 管理人、正直言って絶句です。まったく想像つきません。X-JAPANに対する
知識もまったく持ち合わせていません。ただ、思うことは・・・・

X-JAPANのTOSHIって、ときどき「行列のできる法律相談所」に出てる人とは違う人なのデスよね?

コンサート前にカレーが辛いといって怒って帰った人とも違うのデスよね?(HEY!HEY!HEY!からの情報)

カツァリスって、いわゆる「芸術家」とは対極のキワモノ「エンターテイナー」なのですが、いいんデスよね?

カツァリスに好きなこと話させたら、いきなりPIANO21がどうとか、プチ自慢まじえて話しますけど、いいんデスよね?

で、ほっといたら、例の精神世界がどうのこうのと、誰も理解できない宇宙の話とかしてしまいますけど、いいんデスよね?

で、すぐに女性がどうのこうのと、自分の女好き度をアピールしますが、いいんデスよね?

コラボっていっても、おそろしくカツァリスのレパートリーには偏りがあるのですが、いいんデスよね?

われわれ、カツァリスファンがおそらくほんの一握り、紛れ込ませていただきますが、いいんデスよね?(完全アウェー?)

その際は、「私はカツァリスファンです」とかわかるように名札みたいなのをはっておいたほうがよいのデスか?

茶化すと、まじで怒られそうなので、冗談はさておき。
本当にどんな話、曲をやるのやら、さっぱり想像つきませんね。
続報を期待しましょう。
もしかして、これがきっかけで、第3次黄金時代到来か???
で、X-JAPANについて誰か教えてください!
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