アーカイブ: 2010年5月

カツァリスのソウル公演に行ってきたぞー

5月27日のカツァリスのソウル公演に行ってきました。
管理人、カツァリスファン歴25年になりますが、海外おっかけはこれが初。さて韓国でのカツァリス人気はいかに?

ところが出発前にウェブをみたところ、どうも曲目は変わってる? ショパンのソナタ3番が全曲でなくて3・4楽章のみになっていて「???」状態で出国。

今回のソウル公演の場所は、Kumho Art Hall というアシアナ航空のビルの3階にある室内楽向きのホールでした。この公演は、ソウル国際音楽祭の一環とのことで、こんな感じ。

seoul.jpg

中心部、ミョンドンから歩いてホール着。で、始まりました。席は売り切れのはずが、ちらほら空席。

入ってくるなりカツァリス、マイク片手。
「韓国ではじめてソロコンサートができて光栄です」(そうか、過去2回はコンチェルトだけだったのね)
「今年はショパンのアニバーサリイヤーでうんぬんかんうん・・・・」
「私はここで当時のコンサートを再現したいと思います。当時のコンサートはもっと自由でした。そう即興演奏などです。ですから、私は、今夜みなさんのために即興演奏からはじめたいとおもいます
(喝采)
でいきなりの即興演奏のサプライズ。テーマは前半はきいたことがないメロディー。もしかしたら韓国のメロディーかも。後半はいつもの、タンホイザーから、パガニーニラプソディーやチャイコなどをつないでいくパターン。今回はつなぎ方が複雑だったかも。
この即興演奏から入るやり方、実は今年に入って各地でやってるようなので、もしかしたら、日本公演でもありえるかも。

さて前半本プロ。
ショパン:ウィオスナ Op.74-2
ショパン:アレグレットとマズール
ショパン:葬送行進曲 Op.72-2
ショパン:ワルツNo,3 Op.34-2
ショパン:ワルツNo,7 Op.64-2
ショパン:ソナタNo,2より2楽章
ショパン:雨だれ前奏曲
ショパン:子守唄Op.57

これらは新レパートリーなし。で、前半聴いて、「あっちゃー」と思ったのは、ホールの音響。ちょっと音楽ホールの響きではなく、会議室のようにキンキンして、まったくカツァの音色を楽しめない。低音部もほとんど聞こえず、風呂場の中でラジカセをかけてるよう。演奏の質はこの瞬間、あきらめました。
空席のところも曲がすすむにつれて埋る。演奏中でも入ってくるばかりか、前のほうの姉ちゃんが、演奏中に立ち上がり出ていったのは、なんか気分でも悪いのかとおもいきや、数曲後に平気な顔でジュース片手で戻ってきたのにはびびったぞ。。。恐るべしコリアン。

後半がいくつか新曲あり。
リスト:ショパンの歌曲「春」のトランスクリプション
ショパン:4つのマズルカ Op.67
ショパン:ノクターン No.2 Op.9-2
ショパン:ノクターン No.20 Op.Posth
ショパン:ノクターン No.15 Op.55-1
ショパン:ノクターン No.16 Op.55-2
ショパン:ソナタ3番から3・4楽章

マズルカの Op.67の1-3までと、ノクターンNo.15,16が新レパートリー。
やっぱりカツァリスのノクターンは最高ですな。日本公演で弾くかどうかは?です。
で、ホールの音響もピアノのコンディションもよくなかったので、これ以上感想を書くのはやめます。

しかし、会場は、大盛り上がり。
アンコールはいつものように、ゴッドシャルクの「バンジョー」に、この作曲家も200年アニバーサリーなんで忘れないでといいながら、シューマンの「アラベスク」、最後にバッハシロティのプレリュード。

ホールの外では、CDを買った人のみサイン会といういつもの光景。
そんなに並んでる人がいないのに、列の進みがおそいおそい。みんな必死に話しかけて気合入れて写真とるもんだから。ほんとに韓国人って写真好きだな。。。

で詳しい描写は避けるが、明らかに、カツァリスに言い寄ってる韓国美女あり。もう、そりゃもうカツァリスご機嫌。。。良かったねえ。
(何回も言うけど、ここに書いてあることを本人に告げ口しないように。。。マジで。。。)

いろいろほんとは書きたいのだが、やめますー。
気持ちは、次回海外遠征、8月のペキン公演に向かっているのだー!!!
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カツァリス2010年来日公演情報:9月22日逗子

秋の来日公演の追加情報です。ソロではありませんが、9月22日(木)逗子文化プラザでベートーベン弦楽四重奏団公演にゲスト出演、シューマンピアノクインテットを共演します。チケットは3500円、6月13日一般発売です。
詳細はまた後日お知らせします。
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カツァリス浜離宮公演の優先予約のお知らせ!!

カツァリスの東京公演は複数ある予定ですが、もっとも期待できる浜離宮公演のチケット発売は、6月8日から一般発売開始と変更になりました。
しかし、招聘元レガーレさんのご厚意で、このサイトをみていただいているカツァファンの方対象に一般発売前の優先予約を受けていただけることになりました。希望の席場所がある場合、各販売所へ配布する前に優先的に確保していただけます!! 下記の通りにお申し込みください。

公演日:10月8日(金)
場所:浜離宮朝日ホール
席種:全席指定一般 6000円 学生 3000円
プログラム:前半が他の公演と違い、シューマン関係が入っています。後半は今回のメインである、ショパンコンチェルトNo,2ソロバージョンで同じです。なお、ショパンのソナタ3番は、茅ヶ崎公演でのみ弾くようです。

Frédéric Chopin (1810-1849)
– Wiosna in G minor, op. 74 No. 2

Franz Liszt (1811-1886)
– Wiosna(No. 2 from „6 Chants polonais, op. 74 de Chopin”)

Frédéric Chopin (1810-1849)
– Allegretto & Mazur(Harmonizations by Chopin of folkloric music)
– 4 Mazurkas, op. 67
– Nocturne in E flat major op. 9 No. 2
– Nocturne in G minor op. 15 No. 3

Robert Schumann (1810-1856)
– Variations on Nocturne op. 15 No. 3 by Chopin
– Arabeske in C major, op. 18
– Kinderszenen, op. 15

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Frédéric Chopin (1810-1849)
– Piano concert No.2 ( solo )

優先予約方法:
5月24日午前0時から29日午前0時までの5日間限定で、優先前売り予約を行います。
ご希望の枚数とお席の番号を下記メールアドレスへお送りください。
29日予約終了後に席を確保して招聘元のレガーレさんから直接返事のメールをしていただけます。
メールアドレス: cdt.legare@jcom.home.ne.jp

金曜日だけど、全国から集まれ、信者たちよ!
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ソウル公演の続報

さて、来週、わたくしカツァリスのソウル公演に行ってまいりますが、27日のソロ公演に行ってすぐ帰ってくる予定なのです。30日にコンチェルト公演もあるのは知ってましたが、シューベルトのさすらい人幻想曲だけだったので、パスしたのですが、実は29日に室内楽もあるようで。

Love of Schumann
5/29 (Sat) 15:00
R. Schumann / 5 Folk Song for Cello and Piano
R. Schumann / Piano Trio No.3 in G minor Op.110
R. Schumann / 3 Romances for Oboe (arranged for Violin and Piano), Op.94
C. Schumann / Piano Trio in G minor Op.17
R. Schumann / Piano Quartet in E flat major Op.44

あうー、こっちのほうが聴きたいではないか。。。共演は若い学生のようだけど、プログラムは魅力的。。。
どうしよう、滞在を伸ばすかな。。。
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WGBHのインタビュー&スタジオ生演奏

以前、カツァリスが去年ボストンの放送局WGBHに出演した時のインタビューを紹介しましたが、そのとき公開されていたのはPart1のみで、Part2はウェブ上では聞けなかったのですが、今回、全編がオンデマンドで聴けますので改めて紹介します。

内容は、盛りだくさんで、生まれルーツの話から、学生時代、シフラの思い出、とくに熊蜂の飛行を弾いたときのことなど、その映像のYou Tubeにアップされてることを楽しそうに話し、生演奏では、リストの前奏曲と葬送行進曲やモーツァルトの幼い時の曲なども披露。後半は、Piano21の音源から、プロコや、アムランに貸した譜面が出版されたエピソードが有名のバッハバディネリを聴いたり。MCの女性のCathyがなかなか進行がうまくて、カツァの話が長くなりそうだと、まるで小島慶子ばりの剛腕を発揮して曲をかけるとこなど、おもしろいです。
あと、カーネギーホールのライブのショパンワルツを聴いた後、カツァリスが、「絶対真似するな、こんな弾き方、とくにコンクールでは」と言ってたのにはワロタ。そのあと、ショパンを弾くのレッスン編をYou Tubeで見たとCathyがいうと驚くカツァリスにもウケます。

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カツァリス2010来日公演情報

2010年の来日公演スケジュールですが、チケット発売情報とともに、アップデートします。

9月20日 軽井沢 大賀ホール チケット5月10日発売開始 
9月23日 茅ケ崎市民文化会館 チケット5月25日発売開始
9月25日 兵庫芸術文化センター チケット発売済み
10月3日 愛知県立芸術劇場 コンサートホール チケット発売済み
10月6日 宇都宮グランドホテル チケット発売未定
10月8日 浜離宮朝日ホール チケット5月25日発売開始

新情報は、茅ヶ崎と、宇都宮グランドホテル、浜離宮です。
このうち茅ヶ崎の詳細は下記の通りです。

2010年9月23日(木祝) 午後4時開演 茅ヶ崎市民文化会館大ホール
全席指定 A席:5,500円 B席:4,000円 学生席:2,000円 
<5月25日(火)前売開始>
ホールでの電話予約は5月26日(水)午前9時より受付

もちろん関東はほかにも公演が予定されていますし、全国各地での公演もまだまだこれから発表があります。

ただし、この茅ヶ崎と浜離宮公演は、今回のメインプログラムであるショパンコンチェルト2番ソロバージョンとは違うプログラムで行われる予定で、おそらくショパンソナタ3番だと思います。特に浜離宮では音響、ピアノのコンディションなど名演奏が期待できる条件がそろっているので、信者としては必須です!
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