PIANO21新譜情報:モーツァルト協奏曲Vol.6 & ウィーンコネクション

PIANO21から2枚の新譜が発売されましたので、ディスコグラフィーのコーナーで情報追加しました。
直リンクはこちらからどうぞ。

ウィーンコネクションは来日公演のときに発売になってすでに紹介しましたが、モーツァルトのコンチェルトシリーズVol.6は、今回初紹介ですが、いまだに日本に入ってきていません。最近の東京エムプラスのPIANO21に対する冷たさからして、すぐに入ってくるとは思えません・・・。管理人はベルギーの通販サイトから買いました。
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YOU TUBE に上海ライブの動画

ちょっと前のことですが、上海ライブの映像がYOU TUBEにアップされています。これは、PIANO21からDVDで発売予定と同じもので、2005年10月4日の収録です。
会場は異様に盛り上がり、あまりの人気に本人も「ロックスターのような歓迎をうけた」とご機嫌だったのですが、翌年に例のオールラテンアメリカプログラムでどうも・・・・・・のようです。まるで昔「ショパンを弾く」でバブル人気を獲得したときに翌年ワーグナートランスクリプションプロでにわかファン達をドン引きさせたのを思い出します。(涙)

最近カツァリスにはYOU TUBEの映像は全部私がアップしていると思われているのですが、もちろん違います・・・。

シューベルトリスト アヴェマリア

リストのチャルダシュ

ワーグナーリスト イゾルデの死

リスト 孤独の中の神の祝福

バッハ トッカータとフーガ

ゴットシャルク バンジョー

バッハシロティ プレリュード

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2010年のカツァリスプチ情報

早くも気持ちは2010年の来日公演ですが、それはさておき、実は2010年のカツァリスはいろいろやってくれます・・・。

 ショパンピアノ協奏曲第2番を嫌々ですが、弾きます!
日本でも本当に嫌そうに話してましたが、なぜか弾かなければいけなくなったそうです。6月25日オーストラリアのブリズベンで現地のオーケストラと、ショパンのコンチェルトに初挑戦です。
あの嫌そうな顔からすれば、とても日本で弾いてくれそうにはありませんが、おそらく現地放送局ABCがインターネット放送をやってくれるはずですので、我々も聞けるとは思います。
同時に演奏されるのは、同じくショパンの「クラコヴィアク」というコンチェルトの小品みたいなやつです。
ちなみに、1番か2番か知りませんが、ショパンコンチェルトの1台ピアノバージョンのトランスクリプションがあるらしく、それはちょっと面白いんだと、まんざらでもない様子でしたが、日本で弾くなんてことはあるでしょうか・・・。

② ルチア・アリベルティと競演
ちょっとおもしろいコンサートです。7月3日にフィンランドのサヴォンリンナということろで開催されるオペラフェスティバルでの、あのベテランソプラノ歌手、ルチア・アリベルティのリサイタルでカツァリスが伴奏を務めるようです。ルチア・アリベルティといえば、ご存知、90年代に大活躍したベルカントオペラのプリマですが、もちろんまだまだ現役です。伴奏のうまいカツァリスと、モノホンの大オペラプリマドンナの競演、なかなか興味深いです。アリアの合間に、以前に弾いたオペラのトランスクリプションとか弾くのではないだろうか、などと考えると、かなり興味が湧きます! しかし、フィンランドは遠い・・・。

③ で、ショパンは何弾くのよ!?
もちろん日本公演でショパンの何を弾くかはお楽しみですが、来年2月にドイツで行われるリサイタルで発表になっているプログラムが、結構「いい線」いってるのではないかと思います。
発表されている曲目は、
ショパン「春」「アレグレット&マズール」(これらは、ソニークラシカルから発売されたショパン前奏曲集の中に収録されています)。それから、「雨だれ」に、「ワルツ」「ポロネーズ」「ノクターン」「マズルカ」は何とは書かれていませんが、新しいレパートリーではないでしょうね。ポロネーズは最近弾いていませんが。あと、「幻想即興曲」でショパンは終り。
そのあとがカツァリスらしい選曲。
リストの「春」(これはショパンの歌曲春のトランスクリプションらしい)、他にリストはチャルダシュと、孤独の中の神の祝福。
それから、シューマンになって、「ショパンのノクターンの主題による変奏曲」(そんな曲があるらしい)、と「アラベスク」
最後が、ゴッドシャルクになって、「カプリース」と「バンジョー」
つまり、今回のヒュテンブレナープロみたいな、カツァリスらしい、「繋がり重視」ってことですかね。ショパンとリストを同じ歌曲の「春」でつないで、シューマンはショパンのノクターンでつないで、最後のゴッドシャルクは、彼が良く言う「ショパンが認めた唯一の同時代の作曲家」みたいな強引な繋がりでしょうか・・・。
ま、こうやって、ああだこうだ推測するのも楽しいもんです。。。
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TOSHI & カツァリスコラボ と 2010年来日情報

カツァリスは、本日帰国しました。今年も公演内容は良かったですな。
公演の総括は、後日、日々是カツァリス2009で行います。管理人が長期外出中のため、更新は後日となりますので、まずは昨日のコラボの感想詳細を。

TOSHI の話&歌は聞いてません。カツァリスの出番から。
残念ながら、ピアノの中にマイク突っ込んで、PA使用での演奏。これで一気に萎えました。後で聞くと、会場の音響が最悪で、生音ではまったく音が届かなかったために急遽変更したとのこと。

カツァリスが何を弾いたかというと、いきなりの登場で、例の即興フレーズで10分くらいの即興演奏。ドンジョバンニ、タンホイザー、パガニーニラプソディなどのフレーズで90年代前半までは良く弾いていた即興風自作です。これからどうなるのかと思いきや、その後は、ベートーベン月光、悲壮の1楽章、ショパンワルツ、ノクターン2曲など、いつものレパートリーが続き、バンジョーで本日一番の盛り上がり。でもPA通して聞いてるだけなので、われわれはイマイチ乗りきれず。

その間にちょこちょこと音楽とはみたいな話を挟んでました。我々は頭の中でスルー。なんたらトロジーの話もちょっと触れたが深入りしなくて、良かった良かった。カツァの例の話は基本的には聞かれない限り積極的にはカツァ本人は自分からはしないが、「そっち系の人」と思われても得にならないしね。カツァリスの本質としては、まじめな音楽雑誌のインタビューなのにインタビュアーに「日本ではミニスカは何年前から流行しているの?」と聞くほうが彼の実態に近いわな。。。

その後、「サプライズ」と称して、弾き始めたのが、またチャイコ四季から10月。なんでそれがサプライズ?と思って、なーんだと思ったが、その後が、第一のサプライズ。
「いままで公の場で弾いたことがない自作の曲を弾きます」と、4-5曲くらい立て続けに、映画音楽風の自作曲を披露。ちょっと暗めの情緒ある感じのポピュラー風味仕立て。リチャードクレイダーマンが弾きそうな曲だが、違うのは、これ見よがしの超絶技巧。アルペジオにのせてこれでもかと繰り出す華麗なメロディーはいかにもの「カツァリス節」。こういうのもコンサートで弾いてもおかしくないけどな。本人はいままで公の場では弾いたことはないといってたが、最初の曲は1988年のファンクラブパーティーで弾いたような記憶がある・・・。

そのあと、質問コーナー。どうせ主催者が質問を仕込んでいるのだろうから、例のトロジーがらみの質問ならいやだなと思ったら、学生から音楽関係の質問で、ホっとした。最初の早稲田の女子大生が、「ベートーヴェンのシンフォニーなどの編曲ものをピアノで弾く際の注意点?」みたいな質問。答えるカツァリスはいつものカラー写真(オケ)と白黒写真(ピアノ)の例え。質問者がベートーヴェンの第九の話をだしていたので、心の中で「例として弾け、弾け」と祈ったが、弾くわけなく、ありきたりの答えで終了。早稲田の女の子、カワいかったぞ。
2人目の子は洗足の子で、本番前の緊張への対処の話。もうなかなか時間が残り少なくなってきて、TOSHIが舞台袖に待機しているせいか、慌しく終了。

さて、最後に、TOSHIとのコラボ。これが第二のサプライズ。事前にカツァリスが彼の歌をきいて、選んだ一曲に即興演奏で加わるといってたので、カラオケのオケ伴奏か何かと一緒にカツァリスがウラでパラパラ弾いて終りかと思ったら、なんとピアノ1台での伴奏のみ。「ビューティフルワールド」って曲? カツァリスのピアノの前には楽譜というよりメモみたいな紙切れが一枚あるだけで、本当に即興で伴奏していく。それも、完全にリードして、遊び心も入れ、それでいて、最初から最後まで曲調を崩さすに見事に「歌を伴奏」したという感じ。1回あわせただけというが、カツァリスは余裕綽々。これはおもしろかったなあ。

たぶんこの日会場にいた、TOSHIファンの人はわからんと思うが、普通、クラシックのピアニストってこんなことしませんからね。。。ポリーニやキーシン君がこんなの弾きませんから!! 弾けるかどうかもしらんけど。ほんとにカツァリスってのはなんでもできる19世紀のヴィルトーゾピアニストの現代版エンターテイナー生まれ変わりだな、と思いました。ほんとにスゲー。

終演後、いつものようにサイン会をしてたみたい。どうもカツァリスをしらなかった人も気に入ってくれたのか結構CDをかってたようだが、あの映画音楽風の演奏を気に入って買ったんなら、そういう人に「ヒュッテンブレンナー」きかせるのはかわいそうだよなあ・・・。でも、それもカツァリスだから。

帰り際、カツァリス、私の顔みるなり、「アレグロ気に入らないのか?」って、突っ込み。あのー誰だか知りませんが、ここのブログに書くことカツァリスに言わないでくださいな(泣) これが第三のサプライズ。

で、最後に来年の来日公演情報。今回各地でなかなか評判良かったらしく、かなり公演数がありそうです。関東でも複数回、関西も複数回、九州もあるかも? 10回以上は決まったそうです。よかったよかった。あとは、ショパーーーンをどれだけ弾くか、かな。

今年の来日公演、ほとんど日本が初演みたいなプログラムをひっさげて来てくれて、ベト7も弾いたし、未完成もよかった。調子も比較的良かったし、上出来!! いつものように関係者に皆様お疲れ様でした。 でも、コラボは、おもしろかったけど、非音楽団体での主催はもうやめてほしいですな。
カツァリス、また来年!!
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速報 コラボ 確かにサプライズだった

とりいそぎ感想を.
この日のカツァリスは

超絶技巧のクレイダーマン

でした。
ビアノと会場は最悪でしたがカツァリスの奥深さを再認識。いやほんとにこんなピアニストいないよな。
詳細はまた明日にでも。
それから懸念されてた例のなんたらトロジーの話はほとんどなく、普通のゆるーいコンサートでした。
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明日は X-JAPAN TOSHI とのコラボだが・・・

いよいよ明日、例のコラボコンサートですが、どんなもんだか不安に思ってるひとも多いかもしれません。とくに純然たる音楽イベントではないだけに。。。

で、いまのところ、確実であるカツァリスの生の声をお伝えしておきます。

コラボのほうについては、「彼の曲をきいて、1曲いいのがあったので、彼が歌ってる後ろで即興演奏するだけ、だよ」と気負いなく答えています。そこにはサプライズはないそうです。
しかし、彼のソロパートでは「ちょっとサプライズを用意している」そうです。ではどんなサプライズでしょうか? まさかベト7全曲弾いたり、英雄ポロネーズはないですよな? カンパネラとか弾いたらモノホンのサプライズだけど。。。おそらく想像するに昨年神戸のアンコールできかせたフランス映画音楽の即興風メドレーみたいなものだと思われます。

彼も今回のイベントは遊び心でもって弾いてくれそうです。さて、これで実際に足を運ぶかどうかは考えどころですな・・・。
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