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カツァリスのオンラインマスタークラス参加者募集

最近やたらFacebookの投稿が増えて、ヒマなんだろうなーと思ってましたが、こんなことを考えてたとは!

なんとオンラインでマスタークラスをやってしまおうという企画。
かっつぁんも内職がんばらないと大変なのだろうなと思いますのでまとめてみました。

開催日時:
時差がありますので、下記の日程がアジア向けです。
2020年
9月20日  パリ時間07:00−12:00(日本時間14:00−19:00)*この日だけサマータイムに注意
10月25日 パリ時間07:00−12:00(日本時間15:00−20:00)
11月29日 パリ時間07:00−12:00(日本時間15:00−20:00)
12月20日 パリ時間07:00−12:00(日本時間15:00−20:00)

応募方法:
1) どの曲を演奏したいか、演奏可能な日時と時間帯を明記した自己紹介のメールを cyprienkatsaris2020@gmail.com まで送る。
2)確認メールを受信した後、支払いはPayPalのオンライン決済サイト(またはアプリ)を介して、cyprienkatsaris2020@gmail.com まで。
3) 支払いが確認された後、登録が有効となり、マスタークラスセッションのグループと接続できるZoomインターネットリンクが送られてくる。

受講料金:
1時間のレッスン(その日の他のレッスンの聴講も含む)200ユーロ
聴講のみ 50ユーロ

必要なもの:
音と映像をキャプチャするために、コンピューターやタブレット、スマートフォン。電子キーボード、またはピアノ(がベスト)、だそうです。

問い合わせは申込先と同じ、cyprienkatsaris2020@gmail.com のメリッサ宛まで。
なお、日本の招聘元レガーレさんでも問い合わせ、申し込みフォロー、通訳の相談など受けてくれるようです。cdt.legare@jcom.home.ne.jp

Zoomって以前のSkypeよりはだいぶ安定してますが、音楽レッスンをそれでできるかどうか・・・。かなりインターネット環境に左右されると思います。
それにしても、以前はPCはおろか携帯すら持とうとしなかったかっつぁんが、最近はスマートフォン、タブレットを駆使し、とうとうZoomでレッスンまでするようになるとは!!!

カツァリスはいままで何回来日しているか?

1985年以来、30数年にわたって、たびたび来日し、ここ数年毎年どころか、1年に複数回くることもあるカツァリスですが、正式にいままでの来日回数は何回でしょうか?

答え:36回

今年の日経ホール公演のときに、「30回目」と書いてありますが、どういう数え方したのでしょうか、ずいぶん違います。
中には、1998年のように、雑誌「Hanako」のためだけに来日してたり、2010年のように、来日中に中国へ行ってまた戻ってきたりしてるので、その分も数えてます。
この調子で行けば、50回くらいまではいけそうですな。

カツァリスがベルリン・フィルとラフマニノフの協奏曲???

というのは、エイプリルフールでもないのだが、そういう予定があるのでもない。

家の資料を整理したらでてきた本。
小澤幹雄のやわらかクラシック(1998年刊)
 
ご存知、マエストロセイジの弟さんで、同じタイトルでFM番組なんかも持っていたのでこの本も知ってる人が多いかも。
なんでこんな本を自分が持っているのかいまいち分からずパラパラめくると、カツァリスの項があった。
ああ、それで買ったのか、とまったく記憶なく読むと、筆者の小澤幹雄氏が、Hanako創立1周年記念コンサートでカツァリスのコンサートにいったときのエピソードが。
これは1989年9月14日に浦安の東京ベイヒルトンホテルでカツァリスのディナーコンサートが行われたときのハナシなのだが、後半のディナーでカツァリスと同じテーブルになった小澤幹雄氏がカツァリスから話しかけられ・・・
 
「こんどベルリン・フィルとラフマニノフの協奏曲やることになってるんだけど、指揮者は未定なんだ。できれば僕は君のお兄さんにやってもらいたいけど・・・・」

ふぁ? ふぁ??? 何それ??? マジか???
ご存知の通り、カツァリスとベルリン・フィルは、1984年6月に定期演奏会で共演し、テオドラキスのピアノ協奏曲を弾いたのが、最初で最後のはずだが???(詳細はこちらでも)
その後、1989年にあったのか??? もしかして、自分が知らないだけ??? やばい、FMでやったか???

まあ、もし本当に共演していたら、音源も残っているでしょうし、おそらくこの話は流れてしまったのでしょうが、セイジでなくても、なんとも惜しい・・・。
というか、この本買ってあるのに、読んでなかったんかな、まったくこのエピソードも記憶にない・・・。

速報:カツァリス ベートーヴェン交響曲チクルス決定!

30年間の沈黙を破り、とうとうカツァリスのベートーヴェン交響曲が帰ってきます!
しかも、自身初となる、全曲演奏会となります!

もはや伝説と言っても良い、カツァリスのベートーヴェン交響曲ピアノ版のテルデックリリースより約30年!
リスト編曲に補筆してさらなる完成度を目指したピアノ音楽史に燦然と輝く金字塔といわれるカツァリスのベートーヴェン交響曲はいまなお前人未到の快挙として語り継がれています。

しかし、カツァリスが実演で弾いたことがあるのは、3番英雄と6番田園、それに7番第2楽章のみ。80年代後半に英雄を弾きを終えて以降は事実上封印してしまいました。その後はどんなエージェントから要請されても弾くことはありませんでした。

それが、今年、なんと全曲演奏という形で実現することになりました! しかも、日本で!!!
世界が待ちに待った夢の企画が、現実のものになったのです!!!

当然ながらチケットは争奪戦です。
そのため、特別に広い会場での開催やチケット購入に条件がついているなどしていますので、注意してください。
詳細は以下の通りです。

【シプリアン・カツァリス 2014 真夏のベートーヴェン・チクルスアリーナツアー】

8月13日(水) ベートーヴェン交響曲第1番・第3番「英雄」 神戸ワールド記念ホール
8月14日(木) ベートーヴェン交響曲第2番・第5番「運命」 大阪城ホール
8月15日(金) ベートーヴェン交響曲第4番・第6番「田園」 日本ガイシホール
8月16日(土) ベートーヴェン交響曲第8番・第7番     横浜アリーナ
8月17日(日) ベートーヴェン交響曲第9番「合唱」     両国国技館
        (最終日のみ特別ゲスト・現代のベートーヴェン来場!)

5日間通し券 S席:¥400,000 A席:¥350,000
各日券    S席:¥90,000  A席:¥80,000

なんといっても、世紀のビッグプロジェクトだけに、ピアノリサイタルとしては、故ホロヴィッツの来日公演を抜いて過去最高額の入場料となりますが、安いものです!
しかも、うれしいのが最終日は両国国技館!
両国国技館といえば、かの伝説の天才ピアニスト、ブーニンも来日公演を行った、まさにピアノファンの聖地!
とうとうカツァリスが両国国技館に登場し、レジェンドとなるのです!

ここまで条件がそろえば、ソールドアウト間違いありません! チケット争奪戦必至です。
そのため、争奪戦を緩和するため、カツァリス本人の強い希望により、当日の来場者には以下の条件が付いています。

(入場制限)当日の入場は、ミニスカート(*1)の女性のみ

条件はついていますが、このような貴重な機会、聞き逃せませんね!
チケット発売が決定しましたら、お知らせいたします!

(*1)ひざ上15cm以上とする。なお当日会場入り口で係員により計測されることがありますのでご了承ください。
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謹賀新年 : 1984年のシプリアン・カツァリス

謹賀新年。
皆様あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

本年は2014年ですが、ちょうど30年前の1984年のカツァリスはどんなものを弾いていたでしょうか。

1984年といえば、初来日の前年で、すでにベートーヴェン交響曲を何枚かテルデックからリリース済みで若手注目株の個性派ピアニストという感じでした。コンサートでも田園などを弾いていた時期です。英雄はこの翌年1985年から弾きはじめます。

田園ではありませんが、これは1984年3月27日にギリシャで行われたコンサートのプログラムです。

1984concert.jpg

1984concert2.jpg クリックするとアップで見られます

で、30年前のプログラムなのですが、ほとんど変わってませんね(笑)

前半のシューベルトソナタD960、グリーグ抒情小曲集はまったくいまでも同じ。

後半のシューベルトリストはいまは3曲しか弾きませんが当時はこの5曲をセットで弾いてました。
特に、鱒はなかなかおもしろいので弾かなくなったのは残念です。

ショパンの3曲もおなじみ。

コンサートの最後の曲は、なんと、ファリャの火祭りの踊り。
これ、実はカツァリスのレパートリーではあります。このころはコンサートプログラムだったのか。
日本公演でももちろん披露したことはないかと。

この火祭りの踊りは、2003年にラジオフランスの公開録音があったときにフィナーレで披露していて、封印しているレパートリーというわけではないのですが、なぜあまり弾かないのか? 謎ですね。
ちなみにこの公開録音は素晴らしい音質で残っているため、いつでもCDでリリースできるはずなのですが、それもされていません。これも謎です。

そんなわけで、カツァリスも変わっているようで変わってませんが、
今年も、よろしくお願いいたします。
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カツァリスはなぜピアノ協奏曲を独りで弾くのか

203年10月23日の浜離宮公演は驚愕のプログラムです。

ショパン:ピアノ協奏曲第1番第2楽章、第2番第2楽章
リスト:ピアノ協奏曲第2番
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

これだけ見ると、どう考えても、どっかのピアニストがオケを従えての「協奏曲の夕べ」としか思えませんが、ピアノリサイタルなのです。
つまり「ピアノ協奏曲」を独りで弾く「楽団ひとり、協奏曲の夕べ」です。

これをやってくれるのは、われらがカツァリス。
分かってはいましたが、ここまで潔く独自路線をひた走ると脱帽です。世界中でこんなプログラムを組むピアニストが他にいるでしょうか。

この「独り協奏曲」ですが、もちろん独りで弾くのですから、オリジナルを編曲しています。原則ピアノパートはそのままにオケパートを追加して編曲するわけですから、すさまじいことになります。あまりに複雑なところをどう処理するかが編曲の聴きどころでもあります。今回のショパンの協奏曲はショパン自身の編曲(というよりこちらが原曲オリジナルらしい)ですが、リスト、ベートーヴェンはカツァリス自身の編曲となります。

では、なぜカツァリスはこのピアノ協奏曲を独りで弾くのでしょうか?

1.とにかく「編曲もの」が好き

正真正銘のピアノ小僧ですので、大好きなピアノでどんな曲でも弾きたい!というのは大きな理由の1つだと思います。つまり、いいと思う曲がピアノ曲ならもちろん弾くが、ピアノ曲でなければ、ピアノ曲にしてしまえ、という発想です。分かり易いといえば分かり易いです。。。
これが、ヴァイオリン曲などのソロ曲だったらありがちですが、カツァリスは交響曲やら協奏曲やらも同じ感覚でピアノ曲にしてしまうという訳です。

この発想の始まりは、20年前に完結した、20世紀のピアノ演奏史に残る金字塔「ベートーヴェン交響曲全曲(リスト編曲)」録音でしょう。これはリスト編曲でしたが、かなりのパートでカツァリスが手を加えており、カツァリス補筆完成というとんでもないものになっています。実際にカツァリスがコンサートで弾いたことがあるのは、3番英雄と6番の田園のみですが、交響曲をピアノ1台で弾くという快挙に、世界中が驚き、喝采した一方、真面目な評論家たちは眉をひそめました(いまではこういうことをしても非難されませんが、当時はバッシングがすごかったです)

その後もカツァリスは交響曲、管弦楽曲の編曲ものを定期的に弾いています。編曲者はいろいろですが、ワーグナータンホイザー序曲、ワルキューレの騎行、トリスタンとイゾルデ前奏曲と愛の死、ベートーヴェン「プロメテウス」、モーツァルト交響曲第40番、アイネクライネ、シューベルト未完成交響曲、シベリウスフィンランディアなど、その他小品ものは数えきれないくらいです。完全に、これらをピアノ曲のレパートリーと考えているということです。

2.自分で編曲するようになった

とはいえ、以前は、原則すでに出版されている編曲楽譜を集めて弾いており、弾きたい曲があっても、あの曲はいい編曲がないとか言って断念していました。これが数年前から、ヲタ仲間のマシュー・キャメロンやキャロル・ベンソンといった若手ピアニストから自身のために編曲してもらったり、とうとう自分で編曲するようになってきました。

これで一気に、まるでストッパーが無くなったかのように、好き勝手やり始めます。そもそもピアノ協奏曲の編曲といえば、2台のピアノのための編曲が普通で、1台にすることはよっぽどです。普通に考えれば「そんな必要ない」のですから。その代表格がこの浜離宮公演でも披露する、リストピアノ協奏曲第2番、ベートーヴェン皇帝です。編曲楽譜がないのなら、自分でやっちまえ!です。

3.自分ですべて弾きたい

でも、だからって、交響曲ならともかくピアノ協奏曲は、オケ伴奏で弾けば済むことじゃないか?という疑問をもつアナタ! もっともです。その通りです。オケ伴奏で弾けばよいのです。普通は。
しかし、そこがカツァリスのカツァリスたる所以です。
全部「自分で弾きたい」のです。言い換えれば、オケパートも自分で弾きたい、自分でコントロールしたい、のです。
はっきり言ってしまえば、指揮者に指図されたり、気を遣ったりするのがいやなのです。自分で作りたい音楽は全部自分で作る! となれば、ピアノ協奏曲も編曲して、独りで弾くという結論に達します。

4.誰もやってないから

天邪鬼のカツァリス。なんだかんだで、他人がやるようなものはやりたがりません。当然ながら、協奏曲のソロバージョンなんて誰もやりませんし、これで全プログラム組んでしまうなんて、まさに前代未聞です。確信犯的に組んだプログラムでしょう。

そんなわけで、なぜ協奏曲を独りで弾くのか? と尋ねられれば、以上のことをまとめて、
「なぜなら、それがカツァリスだから」
ということで納得しましょう。
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ニューヨークヤマハの秘蔵っ子KOJI

さて、以前にも紹介したカツァリスを尊敬してると公言する若いアメリカの日系人ピアニスト Koji Attwood君ですが、You Tubeでカツァリスの後継者らしい、トランスクリプションを披露しています。

まずは、カツァリスも「ピアノラリティーズ」で弾いたアルハンブラの思い出。カツァリスは盟友ペンソンのアレンジでしたが、Kojiは自分自身によるアレンジです。

なお、このアルハンブラの思い出は、彼が2008年のフズムフェスティヴァルに出演した時の演奏を、iTune Storeで買うことができます。
http://itunes.apple.com/jp/album/rarities-piano-music-2008-live/id327519120

もう一曲は、これぞトランスクリプションの申し子、チャイコフスキーの第4交響曲です。いつかカツァリスにも弾いてほしいものです。(「いつかね」とカツァリスは答えていましたが・・・)これもKoji自身のアレンジです。


Kojiがメジャーになって日本にもやってくること日が来ることを祈ります。
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カツァリスの愛弟子Koji君、がんばってます

皆様
ごぶさたしていました。すっかり更新も滞り、申し訳ありません。
と、いっても面白いネタがないし・・・と言い訳すれば、特集ものでもさっさと書けよ、とつっこまれそうです。

で、今回はカツァリスネタではないのですが、自他共に認めるカツァリスの愛弟子(弟子というには言いすぎか)のニューヨーク在住の若手ピアニスト、Koji Attwood君の演奏を紹介します。
このKoji君、最近注目株の若手らしいですが、とにかくどんなインタビューでもすぐ「Katsaris」という名前を持ち出してくれて、自分のもっとも尊敬するピアニストだと語り、すぐにカツァリス論を展開します。カツァ御大もまんざらでもない様子で、仲も良いようです。
当然そんなカツァリスの影響受けまくりのKoji君が師匠に負けじとがんばったのがこれ。いやー、がんばってます。。。ちなみにこの悲愴の3楽章、昨年来日時にカツァに弾け弾けと言ったとこ
ろ、クレージーに難しすぎると言っておりましたが、師匠としていつか、Koji君に手本を見せてもらいたいもんです。
ただ、このKoji君、弾く姿はカツァリスというよりは、キーシン君にそっくりなのですが。。。

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2009年どうなることやら・・・

皆様
2008年はお世話になりました。
おかげさまでカツァリス来日公演も近来になく盛り上がりました。
このまま来年も、と思ったら・・・

http://www.musikleben.co.jp/

この会社カツァリスの来日公演でも東京公演のマネジメントとなっていました。
おそらく直接の引き金になったのは、バルトリのキャンセルなんでしょうか・・・。
もちろんチケットの払い戻しなどあるはずもなく、しかし、ぴあなどから買った
場合はぴあの責任で払い戻しはあるようですから、これからはチケットを買うと
きも気をつけなければ・・・。
そんなことよりも、来年・再来年のカツァリス来日公演に影響がなければいいが・・。

そんな暗いご時勢ですが、来年もどうぞご贔屓に・・・。
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ドイツの録音エンジニア ブログ紹介 

久しぶりの更新です。
ようやくインターネットを使える環境になりました。たまっているネタをボチボチと更新していきますので今後ともよろしくお願いします。

まずは、ドイツの録音エンジニアの方のブログにカツァリスの話題が出ています。
相変わらずのピアノキ○○イぶりですが、1日14時間というのは、びっくり。
昔よりかなり少なくなったね・・。やっぱり年とったのかな。

http://ameblo.jp/classicrecording/entry-10107106718.html
http://ameblo.jp/classicrecording/entry-10107429456.html
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