ディスコグラフィー : 未発売録音・映像

1970年代 若き日のカツァリス(DG/EMI/Decca他)
1980年代 TELDEC時代のカツァリス
1990年代 SONY CLASSICAL 時代のカツァリス
1993年 「ショパンを弾く」のカツァリス
2000年代以降 PIANO21時代のカツァリス
2000年代 その他の録音
未発売録音・映像

以下の音源、映像は、個人の隠し撮りなどの録音・録画ではなく、ラジオ、TV放送などのために正規に記録されたもので、発売されていないもののみ列挙。また、公式がアップしているものに限って、You Tubeのリンクを張った。さらに2000年代以降のYou Tubeは膨大な数上がっているため、重要なものだけ列挙した。映像はこちら

主にラジオ音源の未発売録音

演奏日時・場所 曲目 コメント

1966年5月8日
パリ・シャンゼリゼ劇場
ラジオ音源

リスト:ハンガリー幻想曲

ルネ・ピエール・シュトー指揮
イル・ド・フランス国立管弦楽団

現存するカツァリスの録音の中で最古の演奏会、というよりもこの満15歳になったばかりのこのときの演奏が公式な演奏会デビューなので、当然といえば当然。15歳の演奏としては驚愕なのだが、オケもトロトロしていて大人しく、その後の演奏と比べると物足りないのは致し方ない。
この貴重な音源は2016年に突如ラジオフランスの番組の中でこっそりオンエアーされ驚愕。(実はまだ France Musiqueのアーカイブの中で聴くことができる! こちら)。いずれ、カツァリスのことだからアーカイブシリーズで発売してもよさそうだが?
 
1970年代後半?
ルクセンブルク・エテルナハ音楽祭?
ラジオ音源
リスト:前奏曲と葬送行進曲
アルカデルト(リスト編):アヴェマリア
シューベルト(リスト編):アヴェマリア
リスト:孤独の中の神の祝福
リスト:ワーグナーの墓にて/イゾルデの死 他
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第6番「田園」
ゴッドシャルク:バンジョー
ポンセ:間奏曲
プーランク:村人たち
 
1979年7月7日のエテルナハとの記録が残っているものの、この日はDVDになっている演奏で、そうだとすると曲目が一部合わないため、結局いつの演奏なのか詳細はわからない録音。ただしラジオ放送であることは明らかで田園の録音としては最古だと思われるが、音質も演奏もあまりよくない。
1982年5月15日
ドイツ・シュヴェツィンゲン
ラジオ音源
シューマン:子供の情景
リスト:変奏曲「泣き、嘆き、悲しみ、おののき」
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第6番「田園」
バッハ(リスト編):前奏曲とフーガよりフーガBWV543
マルチェロ(バッハ編):オーボエ協奏曲からアダージョ
 
NHKでも放送された音源。エテルナハに比較して格段に音質がよく、特に田園は完全にレパートリーとして自分の物にしきった演奏で素晴らしい。これをCD化してくれればいいのだが・・・。いままでにわずか20回程度しか演奏しなかった田園のライブがこれだけのクオリティーで残っていることに感謝。
1984年1月27日
ドイツ・ザールブリュッケン
ラジオ音源
リスト:悲愴協奏曲
リスト:ハンガリー幻想曲

ピンカス・スタインバーグ指揮
ザールブリュッケン放送交響楽団

1980年代の協奏曲の放送録音は意外に少なく、N響客演のときと、この演奏くらいという貴重なもの。悲愴協奏曲はキャリアの最初にレパートリーにしていたがすぐに弾かなくなってしまったため、現存する唯一の録音。この悲愴協奏曲、メジャーなのはピアノ2台だが、オケ伴でも版がいろいろあるようでこの版がどれなのかよくわからない。
ハンガリー幻想曲がとにかく名演。カツァリスのピアノもやりたい放題、強靭で粒そろいのタッチ、いまとはある意味別人の超人的演奏。それに加え、オーマンディのようにサポートするのではなく一緒になって燃え燃えで突進していくオケの伴奏もいい。音もそこそこで十分商品化できると思うのだが。
 
1984年2月1日
ドイツ・ベルリン
ラジオ音源
ミキス・テオドラキス:ピアノ協奏曲

アレクサンダー・ラハバリ指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

イラン出身の指揮者ラハバリの指揮、テオドラキスの協奏曲でベルリンフィルの定期演奏会デビュー。このときにハンガリー幻想曲などやっていればちょっとその後のキャリアが変わったのでは?と思うのは考えすぎか? NHKでも放送された音源。
 
1984年6月6日
ルクセンブルク・エテルナハ音楽祭
ラジオ音源
ワイセンベルク:ジャズソナタ
シューベルト(リスト編):セレナーデ / 愛の使い / アヴェマリア / 水車屋の男と小川 /  鱒

若くバリバリだったころの本人が「いままでで一番難しい」といった超難曲ワイセンベルクのジャズソナタをコンサートで弾いているという驚きの音源。かつて話題になったスタジオでの演奏映像は終楽章のみだったので全曲聞けるのは超貴重。加えて、いまではシューベルトリスト歌曲は3曲しか弾かないが、鱒を加えた5曲セットはもはや幻のプログラムに。この鱒は現存する唯一の正規ライブ音源。
 
1985年10月16日
N響第971回定期演奏会
東京・NHKホール 
ラジオ音源
シューベルト:さすらい人幻想曲
リスト:ハンガリー幻想曲
ショパン:ノクターン第20番遺作

クリストフ・ペリック指揮NHK交響楽団
 

同じ年の6月に室内楽での初来日の後にソロで来日したときにN響定期に初出演したNHK-FM放送音源。N響の伴奏はイマイチだが、何度聞いてもピアノは格好良く素晴らしいライブ。N響公演なので当然映像も残っている。
1986年5月30日
ノルウェー・ベルゲン
ラジオ音源
グリーグ:抒情小曲集
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第3番「英雄」
ショパン:ノクターン第20番遺作
田園よりは数多くおよそ50数回弾いたらしい「英雄」で良好な音質で残っている放送音源だが、本人はこのときの演奏を気に入らないらしく、PIANO21アーカイブシリーズにも入れたくない模様。かつてNHKFMでも放送した。
 
1987年9月1日
フィンランド・ヘルシンキ
ラジオ音源
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第3番「英雄」 これもラジオ音源だが音質があまりよくない。
1988年3月25日
東京・サントリーホール
ラジオ音源
シューベルト:ピアノソナタ第21番
フランス音楽集
(リュリ:ガヴォット、ラモー:タンブラン、ラ・マルセユーズ、サンサーンス:白鳥、フォーレ:シシリエンヌ、ドビュッシー:月の光、ゴリウォーグのケークウォーク、ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ、サティ:グノシエンヌNo.1、バラ十字会の合図No.3、プーランク:エディットピアフに捧げる即興曲No.15、メシアン:愛のまなざしNo.20)
マルチェロ:アダージョ
 
カツァリス2回目のサントリーホール公演のNHKFM放送音源。この演奏も当時は新しい一面を知れてよかったが、いまとなっては前年の英雄をNHKが収録してくれていればと返す返すも残念。シューベルトのソナタも意外に放送録音が他に残っておらず、これもまた貴重。
1988年4月1日
N響第1049回定期演奏会
東京・NHKホール 
ラジオ音源
 
シューマン:ピアノ協奏曲

ハンス・グラーフ指揮NHK交響楽団

早くもN響定期に再登場。このときはじめて弾いたというシューマンを披露。映像も残っている。
1988年12月1日
ドイツ・ケルン
ラジオ音源
ドビュッシー:ゴリウォーグのケークウォーク
プーランク:エディットピアフに捧げる即興曲No.15
ベートーヴェン:ピアノソナタ第12番
カツァリス:即興演奏
 
放送音源で残っている唯一のベートーヴェンのソナタ。
1989年5月21日
オーストリア・ブレゲンツ
ラジオ音源
ブラームス:ピアノソナタ第3番
カツァリス:即興演奏、In Memoram Mozart
シャルパンティエ:テデウム前奏曲、リュリ:ガヴォット、ラモー:タンブラン、サンサーンス:白鳥、フォーレ:シシリエンヌ、ドビュッシー:月の光、ゴリウォーグのケークウォーク、ラヴェル:なき王女のためのパヴァーヌ、サティ:グノシエンヌNo.1、バラ十字会の合図No.3、プーランク:エディットピアフに捧げる即興曲No.15
ゴッドシャルク:バンジョー
 
この1989年しかブラームスソナタは弾いていないのでこれが唯一の放送音源で貴重。
1989年8月13日
オーストリア・フィラハ
ラジオ音源
アイネム: Christina Bustaの詩による歌曲から
マーラー:大地の歌(ピアノ版)

MS:マリヤーナ・リポフシェク  T:トーマス・モーザー
 

珍しいマーラー大地の歌の実演。
1989年8月13日
オーストリア・オシアッハ
ラジオ音源
ブラームス:クラリネットソナタNo.1
(Cl:ポール・メイエ)
リスト:悲しみのゴンドラ/リヒャルトワーグナー ヴェネチア/ワーグナーの墓にて/イゾルデの死
ゴッドシャルク:バンジョー
ショパン:ノクターン第20番遺作
カツァリス:即興演奏

どういう演奏会なのかよくわからないが、前半だと思われる部分をブラームスのクラリネットソナタにて、名手ポール・メイエと共演している。
1989年3月17日
アメリカ・デトロイト
ラジオ音源
リスト:ピアノ協奏曲第2番
ショパン:ノクターン第20番遺作

ジェルジ・レヘル指揮
デトロイト交響楽団
 

80年代はかなり頻繁にアメリカにでかけていたが、コンチェルトの録音が残っているのは少ない。レヘルはハンガリーの指揮者。カツァリスは東欧系の指揮者と共演が多い。
1990年3月20日
ドイツ・シュトゥットガルト
ラジオ音源
リスト:ピアノ協奏曲第2番
フォーレ:シシリエンヌ

ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮
シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団

名門オケとのリスト第2番。このハウシルトとはこの後何回も共演している。
1990年9月13日
イタリア・ロカルノ
ラジオ音源
バッハ:ピアノ協奏曲第3番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番

ベルリン・フィルハーモニック・ヴィルトゥオーソ

この時期、このBPVとはかなり親密で演奏旅行に一緒に回ったりしていた。伴奏オケに不安を抱かないって素晴らしい。
NHKFMでも放送された。
1990年ころ月日不明
スイス・アスコナ
ラジオ音源
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
バッハ:ピアノ協奏曲第3番
ショパン:ノクターン第20番遺作

指揮者不明 ベルリン交響楽団

日時、指揮者もわからないうえ、音質が非常に悪い。アンコール前にノクターンの曲を紹介する声がカツァリスの声と思えないのだが、でもこの時期のこのプログラムはどう考えてもカツァリスしかいない。
1991年6月16日
オーストリア・ホーエネムス
ラジオ音源
ブラームス:ジプシーの歌 Op.103
 (MS:ブリギッテ・ファスベンダー)
ブラームス:ヴィオラソナタ第1番 Op.120-1
 (Va:ジェラール・コセ)
ブラームス:Fダウマーの詩による歌曲
 (MS:ブリギッテ・ファスベンダー)
ブラームス:2つの歌曲 Op.91
 (MS:ブリギッテ・ファスベンダー、Va:ジェラール・コセ)
フォーレ:夢の後に
 (Va:ジェラール・コセ)
 
何気にすごいビッグネームと共演している演奏会。ファスベンダーはいうまでもなく大地の歌で共演した歴史的名メゾ・ソプラノ。ヴィオラもフランス人の名手コセ。曲は渋いけど上等の室内楽ライブが楽しめる。
1992年4月9日
ドイツ・エッセン
ラジオ音源
リスト:ピアノ協奏曲第2番
ショパン:マズルカ第25番 Op.33-4

ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮
エッセン・フィルハーモニカー
   

これもハウシルトとの共演。ドイツのオケはどこも上手い。
1992年5月20日
ドイツ・ルートヴィヒスブルク
ラジオ音源
ブラームス:ピアノ五重奏曲 Op.34

メロス弦楽四重奏団
 

当時絶賛売出し中だったメロス弦楽四重奏団との共演。文句ないクオリティー。共演者って大事。
1992年8月30日
ドイツ・ワイマール
ラジオ音源
リスト:前奏曲と葬送行進曲 / ハンガリー狂詩曲第5番 / 眠らない問いと答え / ワーグナーの墓にて / イゾルデの死
リスト:孤独の中の神の祝福
シューベルト:ピアノソナタ第21番 D.960
カツァリス:ドイツ国歌の主題による即興曲
モーツァルト:バターブレッド
マルチェロバッハ:アダージョ
 
おなじみリスト&シューベルトプロ。アンコールにはこのころよくやってた国歌テーマでの即興曲。このときはドイツ国家にはじまり途中から第九をがっつりやってくれ、あのリスト編第九を思い出させてくれるすごい演奏。昔の即興曲は気合はいってた。
1993年6月5日
東京・オーチャードホール
ラジオ音源
ショパン:前奏曲より 第20,15,7,17,6,23,4番
ショパン:ウィオスナ/アレグレットとマズール
ショパン:コントルダンス
ショパン:ポロネーズ嬰ハ短調Op26-1
ショパン:ノクターン変ホ長調Op9-2
ショパン:ノクターン嬰ハ短調Op.Post
タルベルク:ドンジョバンニのセレナーデとメヌエットによる幻想曲
カツァリス:In Memoram Mozart
カツァリス:モーツァルティアーナ
チェルニー:フィガロの結婚の諸テーマによる華麗な幻想曲
カツァリス:即興演奏
 
言わずとしれた「ショパンを弾く」放送直後の全公演売り切れバブル状態の日本ツアーからオーチャードホール公演のNHK放送音源。
前半の歌うショパンからのタルベルク、チェルニー、そしてアンコールの即興演奏まで完璧な流れ。このころまでがほんとうの意味での全盛期だと実感する素晴らしい公演。NHKがテレビ収録しておいてほしかった。。。
1994年1月11日
オーストリア・ウィーン
ラジオ音源
ボッケリーニ:ピアノ五重奏曲ハ長調Op.57-6 G.418
メル・ボニス:ピアノ四重奏曲
ブラームス:ピアノ五重奏曲 Op.34
ボッケリーニ:ピアノ五重奏曲ハ長調Op.56-3

シプリアン・カツァリスピアノ五重奏団
 

例の自らの名をつけたピアノ五重奏団での演奏会。ボッケリーニ、メルボニスなど珍しいところを披露している。
1994年4月5日
ハンガリー・ブダペスト
ラジオ音源
バッハ:ピアノ協奏曲第3番
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
ショパン:ピアノソナタ第3番終楽章
モーツァルト:バターブレッド

ジャック・マーティン・ハンドラー指揮
ソロイスツ・ヨーロッパ

毎度おなじみのバッハ&モーツァルト協奏曲。ライブの臨場感あふれるよい音質で残っている。アンコールにショパンソナタ3番の終楽章という大サービス。
1994年7月21日
オーストリア・オシアッハ
ラジオ音源
モーツァルト:幻想曲K396/475
タルベルク:ドンジョバンニのセレナーデとメヌエットによる幻想曲
ショパン:ノクターン第2番/第20番遺作
ショパン:マズルカ第45番/第25番
カツァリス:即興曲
 
アンコールの即興演奏がいつもより激しく、難曲フレーズ揃いでちょっと驚き。このころはワーグナーなどオペラフレーズが多いのも特徴。
1994年10月26日
N響第1243回定期演奏会
東京・NHKホール
ラジオ音源
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
モーツァルト:バターブレッド

ウーヴェ・ムント指揮NHK交響楽団
 

3回目のN響定期公演に登場し、もっとも得意なモーツァルトの12番を披露。巨匠ウーヴェムントの指揮が安心感いっぱい。
1994年11月17日
ドイツ・シュトゥットガルト
ラジオ音源
シューベルト:さすらい人幻想曲
シューベルト(リスト編):セレナーデ

ウラディーミル・フェドセーエフ指揮
シュトゥットガルト放送交響楽団
 

あれだけよく弾いたさすらい人だが、ちゃんとした録音が意外に少ない。そして最初で最後の巨匠フェドセーエフとの共演。アンコールのセレナーデはいまよりもかなりテンポがゆったりで個人的にはこのころの演奏が好み。普通は年取ったら遅くなるものだが・・・。NHKでも放送した。
 
1995年3月31日
ドイツ・ハンブルク
ラジオ音源
リスト:ピアノ協奏曲第2番

Arnold Oestmann指揮
ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団

他と比べると落ち着いている演奏。
1996年10月24日
フィンランド・ヘルシンキ
ラジオ音源
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
モーツァルト:バターブレッド

レイフ・セーゲルスタム指揮
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団
 

せっかくのフィンランドの巨匠セーゲルスタムとの共演なのだが、音が良くなく残念。
1997年2月14日
スイス・ルガーノ
ラジオ音源
モーツァルト:ピアノ協奏曲第2番
ハイドン:ピアノ協奏曲第11番

ヴォルフ=ディーター・ハウシルト指揮
RAI国立管弦楽団
 

これもハウシルトとの共演だが、珍しいモーツァルトの2番を弾いている。ハイドンも演奏機会は多いが録音は少ない。しかし音が悪く、残念。
1990年代日時不明
場所不明
ラジオ音源
ラヴェル:ピアノ協奏曲

レオポルド・ハーガー指揮
BRTフィルハーモニー管弦楽団
 

いつの演奏会か不明だが、おそらくBRTフィルが存続していた80年代後半から1990年代だと思われる。とにかく、この曲の録音ではオケ伴奏がどしようもないものが多く、このようにちゃんと演奏してくれるのが貴重。
2003年10月26日
ラジオフランス
ラジオ生放送音源
Istvan Horvarth-Thomas:Le rêve de Seikilos
Dïon Aryvas Attikos:Youria sta Palyouria
Faidros Kavallaris:Mikra Kypriaka
Djémal Réchid:Aghir Zeibek Havassi
Paul Ben-Haim:Chamsin
Patrick Lama:Souvenirs I
Abou Bakr Khaïrat:Suite folklorique pour piano op.25
A.Fiemsi:Fatnaa op.ll, No.1
Ahmed Aydoun:Jabaliva
Oseph Vella:Rhapsodija Maltija
Tonin Harapi:Bisedè (Dialogue)
Ivo Lhotka Kalinski:Microformes
Arcangelo Corelli:Adagio
Respighi:Antiche Danse ed Arie per Liuto
Halevy:Overture to “The Queen of Cypress”
Faure:Barcarolle
Vincent Scotto:Â petits pas
Granados:Danse espagnole No.5 Andalouse
Mompou:Canciôn danza No.8
Falla:Danse rituelle du feu
 
ラジオフランスの公開生放送。プログラムは後の「ヴォヤージュ(旅人)」プロに繋がるような主にヨーロッパ諸国のレアな曲ばかり。聴きどころは最後のスペインの3曲、グラナドス、モンポウ、ファリャ。
曲はなじみの無いものがほとんどだが、とにかく音質が素晴らしい。このままCDにしてもなんら遜色ないくらい。
2004年4月2日
ドイツ・バーデンバーデン
ラジオ音源
モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番

ゾルターン・ペシュコー指揮SWR交響楽団
 

ペシュコーもハンガリー人指揮者。最近までときどきウェブラジオで再放送されている音源。
2005年2月21日
ルクセンブルク
ラジオ音源
シューベルト:さすらい人幻想曲
モーツァルト:バターブレッド

ジャック・マーティン・ハンドラー指揮
ソロイスツ・ヨーロッパ

ソロイスツ・ヨーロッパの本拠地ルクセンブルクでのライブ。さすらい人の録音は貴重だが、残念ながら音が悪い。
2006年10月18日
東京・浜離宮朝日ホール
ラジオ音源
グリーグ:叙情小曲集から5曲
シューマン:トロイメライ/ロマンス第2曲Op28-2
ショパン:前奏曲第15番「雨だれ」Op.28-15/ワルツ第7番Op.64-2
シューベルト:セレナーデ(リスト編)
ワーグナー:イゾルテの愛の死(リスト編)
ソーニ:追憶
J.S.バッハ:トッカータとフーガBWV.565(カツァリス編)
L.モーツァルト:おもちゃの交響曲(キャメロン編)
マスネ:タイスの瞑想曲
チャイコフスキー:10月
プロコフィエフ:前奏曲 Op.12-7
グラナドス:アンダルーサ
アルベニス:タンゴ(ゴドフスキ編)
ゴットシャルク:バンジョー(カツァリス編)
2006年の来日公演から「ビバ!アンコール」小品プロをNHKFMがオンエアー。実際にアンコールとして弾いていたものは少ないが、カツァリスの特徴あふれるよい小品プロ。特にアルベニス(ゴドフスキー編)のタンゴが最高。バンジョーは90年代によく弾いていたアンコールピースだが久しぶりにこのときに復活披露。TVでも放送された。
2006年4月20日
ニュージーランド・オークランド
ラジオ音源
ラヴェル:ピアノ協奏曲

ポール・マン指揮
オークランド・フィルハーモニー管弦楽団
 

とにかく最初の一音から、オケの残念さだけが際立つ。サンプラーCDに一部収録されているのだが、ほんとうに逆効果だとおもう。
2008年11月14日
オーストラリア・ブリズベン
ラジオ音源
モーツァルト:幻想曲K396/397
ハイドン:ピアノソナタ第35番
F.X.モーツァルト: 「ドン・ジョヴァンニ」 のメヌエットによる7つの変奏曲
L.モーツァルト:おもちゃの交響曲(キャメロン編)
リスト:チャールダッシュ・オプスティネ
リスト:孤独の中の神の祝福
ショパン:ワルツ第7番、ノクターン第2番、幻想即興曲、子守唄
バッハ(シロティ編):プレリュード
マルチェロ(バッハ編):アダージョ
ゴッドシャルク:バンジョー
ショパン:ノクターン第20番遺作
 
モーツァルトプロとアンコールプロを足したようなプログラム。珍しい曲はない。このころ毎年のようにオーストラリアで演奏会を行っていた。これは生中継だったように記憶している。
2009年2月9日
ボストン・WGBHスタジオ
ラジオ音源
リスト:前奏曲と葬送行進曲
モーツァルト:ナンネルの音楽帳からアンダンテとアレグロ
L.モーツァルト:ナンネルの音楽長からメヌエット
F.X.モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」 のメヌエットによる7つの変奏曲
F.X.モーツァルト:メランコリックなポロネーズ
ゴッドシャルク:バンジョー
 (以上スタジオでの生演奏)
 
ボストンの放送局WGBHのスタジオからの生演奏。モーツァルトファミリーの話を中心にときどきピアノを弾きながら解説したりとなかなかの面白い番組。生演奏だけあって音が素晴らしくいい。相手役を務めているのはキャシー・フーラー、ピアニストのマルカンドレ・アムランの奥さん。そのせいか最後にわざと、バディネリのエピソードを出すカツァリス。
2009年8月7日
ポーランド・ドゥシュニキ=ズドルイ
ラジオ音源
ショパン(リスト編):春(6つのポーランドの歌から)
リスト:チャールダッシュ・オプスティネ
リスト:孤独の中の神の祝福
シューマン:ショパンノクターンの主題による変奏曲
シューマン:アラベスク
ゴッドシャルク:バンジョー
ショパン:ウィオスナ、アレグレット&マズール
オジンスキー:ポロネーズ
ショパン:ワルツ第3番、第7番
ショパン:ノクターン第2番、第6番
ショパン:マズルカ第25番、第45番
ショパン;幻想即興曲
カツァリス:即興演奏
バッハ(シロティ編):プレリュード
 
日本公演とほぼ同じショパン&リストプロ。このころになるとほぼインターネット配信でも満足な音質で聞くことができる。
2010年12月15日
ギリシャ・アテネ
ラジオ音源
ワーグナー:タンホイザー序曲
チェルニー:協奏的四重奏曲 Op. 230
ミヨー:組曲パリ
ラヴェル:ボレロ
  
UNESCO関係でのチャリティーコンサートの録音。4人のいわゆる「いつメン」での演奏。
カツァリスのほかはJanis Vakarelis, David Lively ,Alexander Ghindi 
2011年7月15日
コロンビア・ボゴタ
ラジオ録音
リスト:ピアノ協奏曲第2番

Carlos Izcaray 指揮
コロンビア国立交響楽団
  

珍しい南米オケとの共演。オケの音が明るい。
2011年10月6日
NHK音楽祭
東京・NHKホール
ラジオ音源 

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
カツァリス:即興演奏

ネヴィル・マリナー指揮NHK交響楽団

ひさびさN響との4回目の共演はNHK音楽祭でモーツァルト。生放送を気にしたのか、アンコールは短めの即興演奏。当然TVでも放送された。
2011年12月6日
ハンガリー・ブダペスト
ラジオ音源
カツァリス:即興演奏
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番
バッハ(シロティ編):プレリュード

ヨアフ・タルミ指揮
ハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団
 

音質もよく、最初の即興演奏からなかなかの盛り上がり。
2012年2月1日
スイス・グシュタード
ラジオ音源
カツァリス:即興演奏
ハイドン:ピアノソナタ第35番
シューベルト(リスト編):セレナーデ
リスト:チャールダッシュ・オプスティネ
リスト:孤独の中の神の祝福
シューマン:アラベスク
バッハ:プレリュード
ショパン:ピアノ協奏曲第2番第2楽章(ソロ)
ゴッドシャルク:バンジョー
バッハ(シロティ編):プレリュード
 
生中継ではなかったと記憶しているが、アラベスクの演奏がはじまってるのにグダグダしゃべってるMCに腹が立つ。バッハのプレリュードを本プロで弾くのは珍しい。
2012年8月19日
ポーランド・ワルシャワ
ラジオ音源
カツァリス:即興演奏
シューベルト:即興曲D.946-2
グリーグ:叙情小曲集から12曲
ショパン:ダブロフスキー・マズルカ
ショパン:アレグレット&マズール
ショパン:マズルカOp.24
ショパン:ポロネーズ第4番
ショパン:ピアノ協奏曲第2番第2楽章(ソロ)
 
珍しくマズルカOp.24を塊で4曲と、ポロネーズ第4番を弾いている。
2013年8月5日
オーストリア・グラーツ
ラジオ音源
カツァリス:即興演奏
ハイドン:ピアノソナタ第35番
シューベルト:即興曲D946-2
シューベルト(リスト編):セレナード、水車職人と小川、アヴェ・マリア
シューマン:アラベスク
ショパン:ノクターン第2番、マズルカ第15番
ショパン:ピアノ協奏曲第2番第2楽章(ソロ版)
リスト(カツァリス編):ピアノ協奏曲第2番(ソロ版)
マルチェロ(バッハ編):アダージョ
 
カツァリス編曲のリストピアノ協奏曲第2番のソロバージョンは日本公演のTV放送があったり、You Tubeにあがってる映像もあったりするが、ラジオ放送音源は珍しくこれだけ。
2013年8月20日
ポーランド・ワルシャワ
ラジオ音源
カツァリス:即興演奏
ヴェルディ(編曲者不明):十字軍のロンバルディア軍より行軍の合唱エルサレムへ
ヴェルディ(リスト編):十字軍のロンバルディア軍より
サルヴェ・マリア
黒鳥館への到着 (アルバムの綴り) WWV95
ワーグナー(リスト編):「ローエングリン」と「タンホイザー」からの2つの小品より第2番(S445)
ワーグナー(リスト編):「ローエングリン」より2つの小品より第2番(S446)
ワーグナー(リスト編):イゾルデの死
ショパン:ノクターン第2番
マルチェロ(バッハ編):アダージョ
この年のショパンと彼のヨーロッパ音楽祭のライブ。といいながら、ショパンはアンコールで弾いただけで、ヴェルディ、ワーグナーのオペラ編曲物というプログラム。音も演奏も良いひさしぶりの快演。ワーグナーは来日公演でも披露。
2014年6月3日
イギリス・BBCスタジオ
ラジオ音源
カツァリス:即興演奏
フランク・ブリッジ:哀歌(for piano)
ガブリエル・ピエルネ:Seul (Preludes)
BBCのスタジオに招かれての生演奏。意外なことに実はカツァリスはほとんどイギリスで演奏しておらずこのときのロンドンのウィグモアホールでのリサイタルがロンドンデビュー。スタジオで弾いた曲はなぜこれなのかよくわからない。
2016年12月1日
東京・かつしかシンフォニーヒルズ
ラジオ音源
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲から 行進曲/アラビアの踊り/葦笛の踊り/花のワルツ  
ストラヴィンスキー(バストール編曲):「火の鳥」
ベートーヴェン:交響曲第5番第1楽章 (独奏:広瀬悦子)
ベートーヴェン:交響曲第7番第2楽章 (独奏:カツァリス)
ベートーヴェン:交響曲第9番第4楽章
ドヴォルザーク:スラヴ舞曲Op.72-2
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲から トレパーク
 
記憶にも新しい広瀬悦子とのデュオコンサートのNHK放送音源。テレビでは1時間尺なので一部カットされているがFMでは全編放送。
2017年12月1日
イギリス・BBCスタジオ
ラジオ音源
カツァリス:即興演奏
ヘンリー・パーセル:Suite in D major
モルチャノフ:歌劇「朝焼けは静かなれど」のテーマによる即興演奏
 
2度目のBBCスタジオ生演奏。今回もよくわからない曲を弾いている。
2019年5月5日
ワルシャワ・ポーランド放送
ラジオ音源
モニューシュコ作品(詳しくはこちら
カツァリス:ハッピーバースデー変奏曲
モニューシュコ生誕200年記念コンサートのポーランド放送音源。
2019年8月27日
ポーランド・ワルシャワ
ラジオ音源
フォンタナ:マズルカ ホ短調 作品21第2
テレフセン:マズルカ 変ロ長調 作品3第3 / マズルカ 嬰ヘ短調 作品3第4
グートマン:華麗なポロネーズ 変ホ長調 作品21
ミクリ:マズルカ ト長調 作品10 / 48のルーマニアの歌(抜粋)
フィルチ:マズルカ 変ホ短調 作品3第3 / 舟歌 変ト長調 / ベネチアへの別れ(さようなら!)
モニューシュコ:ポルカ「春」ヘ長調 / トライフル 変ロ長調 / ノクターン 変イ長調 / ヴィラネッラ 変ニ長調 / 君よ知るや南の国(メルツェル・シュチャヴィニスキ:編曲)/ 星(ウォルフ:編曲) / 歌劇「ハルカ」からマズルカ 変ホ長調 / ドゥムカ(メルツェル・シュチャヴィニスキ:編曲) / 紡ぎ歌(ウィルム:編曲) / コサック(クリューガー:編曲)
ノヴァコフスキ:モニューシコの歌劇「ハルカ」による幻想曲
2019年「ショパンと彼のヨーロッパ音楽祭」のライブ。なぜか本国のポーランドでは放送されずNHKFMでのみ放送された謎音源。

 
主にテレビ放送の未発売映像
公式がYou Tubeに動画をあげるようになって以降、数分レベルのものまで含めると膨大な映像があるため、重要なものだけをリストアップした。

1967年日時不明
テレビ放送?
モニク・ド・ラ・ブリュショルリのレッスン動画 現存するカツァリスの映像で最も古いと思われるのがこれ。カツァリスが12-13歳の映像で、パリ音楽院に入学した直前直後くらいと思われる。師匠であるモニク・ド・ラ・ブリュショルリ先生にずいぶんビシビシやられているレッスンだが、カツァリスによれば相当なスパルタ教師だったらしいので、これも平常運転? カツァリスもまだただの田舎の少年。。。
1970年日時不明
テレビ放送?
モニク・ド・ラ・ブリュショルリのレッスン動画 これもモニク・ド・ラ・ブリュショルリ先生のレッスン風景だが、なにかのTV特番のような感じで、3年前と違い、カツァリスは子供たちの兄貴分的な扱いで先生に「このお兄さんの演奏をよくみなさいー」のように登場。1970年はカツァリスがパリ音楽院を卒業して、チャイコフスキーコンクールに参加した年だが、この映像で弾いているラーツのトッカータは、このチャイコンで弾いたもの。なので映像はチャイコンの後と思われる。少しカツァリスも垢抜けている(笑)
1974年日時不明
フランスのTV局放映
リュリ:パヴァーヌ
モーツァルト:バターブレッド
シューマン:蝶々
プロコフィエフ:トッカータ
レッスン動画ではない演奏動画としては最古のものと思われる、フランスのTV局収録の映像。1974年のおそらくシフらコンクール優勝後に注目されて放映されたのではないか。この服は当時一張羅だった模様。4曲目のトッカータ以外はYou Tubeに上がっている。
https://www.youtube.com/watch?v=uOdZL4k2Hkc
https://www.youtube.com/watch?v=UZNf_owlUJg
https://www.youtube.com/watch?v=3Sl6rckSqzs
1975年4月
フランスのTV局
グリーグ:ノクターン Op.54-4
熊蜂の飛行(シフラ編)
これが有名な「熊蜂の飛行」のシフラ御前演奏、という超ド級マニア垂涎の動画。かつては白黒で出回っていたが、現在ではYou Tobe上にカラーで、しかも字幕付きでアップされている。同時にグリーグのノクターンも演奏していた様子。この番組はカツァリスが何度も語っているように、ゴールデンタイムの有名なTVショーだったらしい。演奏が終わった後のなんともいえないシフラの表情が良い。
https://www.youtube.com/watch?v=HoRK6eKah3k
https://www.youtube.com/watch?v=qgkANKRjA4U
1978年3月1日
フランス・パリ
TV放送
カツァリス:キプロスのラプソディ カツァリス自作曲「キプロスのラプソディ」を初演したときの映像。キプロスが内戦になっていたときのチャリティコンサートでTVでもドキュメンタリー的な特集をされていた様子。最近になって公式のYou Tubeにもアップされた。
https://www.youtube.com/watch?v=e-G4arkJcbw
1978年6月4日放送
フランス・パリ
TV放送
カツァリス:ラ・マルセイエーズ 大きなホールのようなところで公開収録している番組でカツァリスが白いラッパズボンをはいて颯爽と登場し、ラ・マルセイエーズを弾く。その後トークにも加わるがあまりしゃべれていない・・・。
1979年日時不明
フランスTV局
ショパン:革命エチュード
カツァリス:ラプソディインブルーの主題による即興演奏
カツァリス:フランス国歌の主題による即興演奏
シューベルト(リスト編):アヴェマリア
これもフランスでのTVショー。なんとあれだけ弾かなかった革命エチュードを弾いており、びっくり。当時もレパートリーに入っていたとは思えないのだが。2曲目の即興演奏もラプソディインブルーをテーマにしていたりとかなにかと珍しい映像。以前はYou Tubeに上がっていたが、いまは削除されている。
1980年ころ 日時不明
フランスTV局
ワイセンベルク:ジャゾソナタ 第4楽章 かつて超絶技巧曲マニアが白黒のこの映像をみてカツァリスハンパないと色めきたった有名な映像。これもおそらくフランスのTVショーの中で弾いているのだが、詳細は不明。かつてカツァリスがいままで弾いた曲の中でいちばん難しいといったことで有名だが、実はコンサートでも弾いたことがあり、1984年のエテルナハとオランダでのコンサートでの録音が残されている。画質は悪く、まるで裏ビデオだが、おなじく状態は悪いが近年カラーバージョンも発掘された。
1980年6月12日
フランス・パリ
フランスのTV局放送
リスト:ハンガリー幻想曲

Fernando Lozano指揮
Orchestre philarmonique de la ville de Mexico

演奏会の映像では一番古いと思われる。この映像はこの翌年1981年にフランスのTVショーのリスト特集のようなもので放映された。そのせいか時々変なシーンがはさまれる。画質も、音質もよくないが、若きカツァリスの抑えきれない勢いに圧倒される。公式がYou Tubeにもあげており、1970年代後半と書いてあるが、間違い。
https://www.youtube.com/watch?v=RNGvNMLzfZo
1981年3月14日放送
フランスのTV放送
ベートーヴェン(リスト編):田園第5楽章から 前年に放送されたフランスのTV放送と同じ枠だと思われるが、前回のハンガリー幻想曲に加えて、田園の第5楽章から最後の5分間くらいを弾いている。ときどきオケの音もかぶさったりする編集だが、田園を実際に弾いている映像はほぼなく、この5分といえども貴重。
1982年6月17日
アメリカ・フィラデルフィア
TV放送?
リスト:ハンガリー幻想曲
リスト(チャイコフスキー編):ハンガリア協奏曲

ユージン・オーマンディ指揮
フィラデルフィア管弦楽団

もはや説明不要のカツァリス1980年代EMIの名盤の曲、コンビそのままで実施した演奏会の映像。かつては画面にタイム表示などがあったりして完全に放送局流出ものだったが、いまは比較的画質の良いものが出回り、公式もYou Tubeに上げている。PIANOにでっかい字でマークアレンと書いてあるのがまぶしい。
https://www.youtube.com/watch?v=_qn6o05Hmxo
1983年日時不明
ルクセンブルク・エテルナハ
TV放送?
バッハ:前奏曲とフーガ BWV543
シューマン:子供の情景
ゴッドシャルク:バンジョー
エテルナハの教会らしきところで無観客での演奏。画質もあまりよくない。バッハのみかつてYouTubeにあがったことがある。
1980年代前半
フランスのTV放送?
ベートーヴェン(リスト編):田園から
ショパン:ワルツOp.34-2
当時発売した田園やショパンワルツを自宅で弾きながら語るカツァリスの映像。
https://www.youtube.com/watch?v=cLeQ3tXn408
1980年代前半
フランスのTV放送?
ベートーヴェン(リスト編):田園

これも日時不明ながら、スタジオで田園を全曲弾くという映像。以前は白黒しかなかったが最近カラーバージョンも手に入れることが出来たが画質は同様に悪い。本来なら超お宝映像なのだが、実はこれも音はCD音源をかぶせているので実演映像ではない。

1985年1月4日放送
フランスTV局
カツァリス:ハッピーバースデイトゥーユーの変奏曲、その他

ダンス:パトリック・デュポン

よくわからない経緯だが、TV局の企画のようで、カツァリスが例のHappy Birthday to you の変奏曲を弾くのにあわせ、バレエ界のレジェンド、パトリック・デュポンが踊るというシュールな映像。不思議に音と踊りは合っている(笑)
1985年10月16日
N響定期演奏会
東京・NHKホール
シューベルト:さすらい人幻想曲
リスト:ハンガリー幻想曲
ショパン:ノクターン第20番遺作
N響定期初登場時の演奏は、単独でのハンガリー幻想曲の放送とその後にN響アワーでの放送と2回行われている。
N響アワーは1988年と2004年に2回カツァリス特集が放送されており、さすらい人幻想曲の後半を1988年に、ハンガリー幻想曲とアンコールのショパンは2004年のときに放送している。また1988年のときには、ベートーヴェン英雄や8番を自ら弾きながら自分が補筆したパートを解説したりする映像もありおもしろい。
1980年代後半
フランスのTV放送
カツァリス:白鳥の湖の主題による即興演奏
バッハ:ピアノ協奏曲BWV1054

ベルリンフィルハーモニック・ヴィルティオーソ

バラバラになってYou Tubeにあがっていたりするのでややこしいが、この即興演奏とバッハは同じ番組内での放送でインタビュー付き。インタビュアーは Alain Duaultというライターでときどきカツァリスと対談している。画質、音質ともまあまあ。
https://www.youtube.com/watch?v=zA8U_3wzX4s
1986年4月22日
ドイツ・ボン
ユーディ・メニューヒン70歳バースデーイベント

ベートーヴェン(リスト編):英雄1楽章から
カツァリス:ハッピーバースデイトゥーユーの変奏曲

あまり縁があるときいたことはないのだが、巨匠メニューヒンの70歳の誕生日記念イベントで、リストに扮して寸劇、そのまま英雄の1楽章を弾き、いつものハピバ変奏曲を弾くというサービスぶり。英雄を実際に弾いている映像はこれだけなのでむちゃくちゃ貴重。なぜか5年後の75歳のイベントにも登場。
1986年日時不明
ドイツ・ZDRスタジオ?
シューベルト(リスト編):アヴェマリア、鱒
リスト:孤独の中の神の祝福
リスト:眠られぬ夜、問いと答え、黒い雲
ベートーヴェン(リスト編):英雄第4楽章
ドイツのTV局ZDRが収録した映像。あまりいい画質のものがなかったが2009年に再放送されカラーバージョンの高画質のものでよみがえった。コンサートではもう弾かなくなった鱒を弾いている所をみられるのがありがたい。英雄の第4楽章はすごい演奏のように思えるが、実は音はCD録音なので実際に弾いている音ではない。このレベルで実演はさすがにできるわけない。なぜCD音源をかぶせたのかは不明。オリジナルの番組では曲の合間にドイツ語でカツァリスの解説が入っている。
1987年5月日時不明
フランスのTV局?
ショパン:ワルツOp.69-1 の一部 これもなにかのTVショーなのだが、スタジオからVTR紹介があった後、なぜか緑豊かな豪邸の前でピアノを弾くカツァリス。それに白いワンピースをきた金髪少女が歩いている映像。やがてカツァリスの視線に入り近寄ってくる少女。嬉しそうなカツァリス。意味不明・・・。
公式がアップしてるが、いいのか?
https://www.youtube.com/watch?v=afk9oWJd5EU
1987年日時不明
フランスのTV局?
シューマン:子供の情景から ピアノを習っている子供たちの前でプロがピアノを弾くというシリーズものらしい番組にカツァリスが出演し、子供の情景から一部を弾く映像。この子供たちの後ろに座っている女の子はエリアンヌ・レイエといって後にナクソスなどからCDも出すプロ演奏家になった。
https://www.youtube.com/watch?v=bFGZ9CPoZdI
1988年4月1・2日
N響定期演奏会
東京・NHKホール
シューマン:ピアノ協奏曲

ハンス・グラーフ指揮NHK交響楽団

このときのシューマンはカツァリスにとって始めて弾く機会だった。この映像は、なぜか4月2日のときの演奏が1998年のN響アワーで放映され、4月1日のときの演奏が、2004年のN響アワーで放映された。なぜそうなったのかは不明。
1989年日時不明
ドイツのTV局
1 Hour with Cyprien Katsaris

サンサーンス:白鳥
ドビュッシー:月の光
カツァリス:即興演奏
ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
ブラームス:ピアノソナタ第3番

ドイツのTV局で放映した特集番組。カツァリスが自宅から曲の解説をし、実際の演奏はスタジオでの映像が差し込まれるという構成。この時期だけ弾いていたブラームスを弾いているのが珍しい。曲ごとに細切れでYou Tubeにアップされている。
1989年日時不明
ベルギー・ルクセンブルク
ハイドン:ピアノ協奏曲 Hob.XVIII-11
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番

レオポルド・ハーガー指揮
RTL交響楽団

画質はそれほど悪くないが、音がモノラルなのが残念。

https://www.youtube.com/watch?v=KrlxjscqLas
https://www.youtube.com/watch?v=3op9eaJiyTE

1989年日時不明
キプロスのTV曲 RIK放送
Jeanine Bayada によるインタビュー番組 ギリシャ語なので何を言ってるかまったくわからないが、途中で自分でピアノを弾きながら、ベートーヴェン交響曲やシューベルトリスト歌曲を解説。最後はフォーレのシシリエンヌも弾いている。
1980年代日時不明
場所不明

ブラームス:ラプソディ Op.79-2

おそらく1989年前後の映像だが、TV局も不明。ブラームスを弾いていたのはこのころしかないのだが、ラプソディは演奏会でも弾いたことがないはず。
1990年代日時不明
場所不明

ラフマニノフ:プレリュードOp.23-4
ベートーヴェン:エロイカ変奏曲

髪型から想像して1990年代前半の映像と思われるが、どこのTV局かはまったくわからない映像。ラフマニノフのプレリュード23-4を久しぶりに弾いているのと、実演ではまったく弾いたことがないエロイカ変奏曲を弾いているのが超貴重。画質、音質ともに良くないが。
1991年4月22日
ドイツ・ボン
ユーディ・メニューヒン75歳バースデーイベント

カツァリス:即興演奏

70歳のイベントに引き続き登場。一応、リストに扮しているという設定は継続している(笑)

https://www.youtube.com/watch?v=vwgweT82iqE

1991年10月10日放送
NHKスタジオ
カツァリス:ワーグナーとベルリーニの歌劇の主題による幻想曲から 1991年に来日時にNHKの情報番組の1コーナーでオンエア。こういうタイトルはついているがいつもの即興演奏。しかも、ベルリーニの前半部分がカットされているのでタンホイザーの部分だけ。最初にアナウンサーからインタビューされているのだが、いつもの「私とピアノの関係は女性との関係に似ています」に、神妙に相槌をうつ女子アナ。ちなみにこのときはまだ「ショパンを弾く」の前の時期。
1993年5月31日放送
NHKスタジオ
カツァリス:即興演奏 今度は1993年の「ショパンを弾く」直後のバブル人気時期に来日したときに放送された映像。このときの公演のアンコールでやったチャイコ白鳥の湖主題の即興演奏に近い。
1993年12月2日放送
フランスのTV局
ショパン:プレリュード第20番
カツァリス:即興演奏
プレリュード20番を弾くのは珍しい。即興演奏はこれも白鳥の湖。
1994年10月26日
N響定期演奏会
東京・NHKホール
モーツァルト:ピアノ協奏曲第12番
モーツァルト:バターブレッド

ウーヴェ・ムント指揮NHK交響楽団

やはりN響の伴奏は安心感一杯で見ていられる。ちなみにこの公演に自分が行った記録はあるが、記憶はない。おそらく1週間ほど前のクライバーのバラの騎士で全部記憶が吹っ飛んだのだろう・・・。
1999年5月8日
ポーランドのTV局TVP放送
マーラー:少年の魔法の角笛よりラインの伝説
マーラー:少年の魔法の角笛より美しいラッパが鳴りひびくところ

アルト:エヴァ・ポドレシュ

アルト歌手のエヴァ・ポドレシュの伴奏でマーラーの歌曲という珍しい映像。You Tubeは削除されてしまった。
2005年9月18日
ギリシャ・アテネ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番

チョン・ミュン・フン指揮
ドレスデン・シュターツカペレ

なんとびっくり、チョン・ミュン・フンとドレスデンシュターツカペレの伴奏の映像が出てくるなんて。場所はアテネの野外劇場というところで音質がよくないのが残念だが、オケよりピアノのほうがクリアに聞こえる。アンコールはリストのチャールダシュとショパンノクターンOp.9-2。
https://www.youtube.com/watch?v=jnN-jKC7lsE
2006年4月20日
ニュージーランド・オークランド
ラヴェル:ピアノ協奏曲

ポール・マン指揮
オークランド・フィルハーモニー管弦楽団
 

ラジオ音源もある演奏。オケはへたくそ。

2006年10月18日
東京・浜離宮朝日ホール
NHKで放送

グリーグ:叙情小曲集から5曲
シューマン:トロイメライ/ロマンス第2曲Op28-2
ショパン:前奏曲第15番「雨だれ」Op.28-15/ワルツ第7番Op.64-2
シューベルト:セレナーデ(リスト編)
ワーグナー:イゾルテの愛の死(リスト編)
J.S.バッハ:トッカータとフーガBWV.565(カツァリス編)
L.モーツァルト:おもちゃの交響曲(キャメロン編)
マスネ:タイスの瞑想曲
チャイコフスキー:10月
プロコフィエフ:前奏曲 Op.12-7
グラナドス:アンダルーサ
アルベニス:タンゴ(ゴドフスキ編)
ゴットシャルク:バンジョー(カツァリス編)
NHKFMでも全編放送されたが映像は、3回に分けてほぼすべてを放送。これまでN響との共演はすでに3回分すべてNHKで放映されていたが、ソロリサイタルの収録、放映は実はこれがはじめて。1980年代に一度収録してほしかった・・・。

2008年7月29日
フランスのTV局
France2

バッハ:トッカータとフーガより
カツァリス:いろいろな即興演奏

音楽番組っぽいが、「即興演奏」をテーマとする番組。いろいろトークしながらカツァリスが即興の極意を解説したりするシーンや、美女におねだりされてうれしそうに弾くシーンなど見所満載。ウェストサイドストーリーのテーマによる即興などは珍しくて貴重。最後は番組ホストと3人で即興連弾。You Tubeにも上がっているが、DVDも発売されている。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLD0120864EED877B2

2008年8月19日
中国・北京
カツァリス:即興演奏
カツァリス:バンジョー
新作ピアノ協奏曲(10人のピアニストのための)
北京オリンピックの開会セレモニーに招かれたカツァリスは即興演奏とバンジョーを披露。最後はランランなど他の9人のピアニストと新曲のコンチェルトを連弾。このコンチェルトはStreaming中継されたがほぼランランしか映っていない。
https://www.youtube.com/watch?v=BJZQLKy87As
https://www.youtube.com/watch?v=VyWQ-73LT7k
2009年4月16日
ロシア・モスクワ
ロシアTV局

ゴットシャルク:風刺、バンジョー
リスト:前奏曲と葬送行進曲
リスト:チャールダシュオプスティネ
グリーグ:抒情小曲集

珍しいロシアのクレムリンからの演奏風景を納めたTV番組。クレムリンの豪華絢爛な宝物庫などを風景にしながら一室で演奏。You Tubeにも上がっているが、なぜかバンジョーとリストの演奏がカットされているうえ、曲順も編集されて変更になっている。
https://www.youtube.com/watch?v=q6T8ihgHhRQ
2011年7月1日
ルクセンブルク・エテルナハ音楽祭
You Tube

カツァリス:リストに捧げる即興演奏
リスト:眠られぬ夜、問いと答え、悲しみのゴンドラ第2番、古いプロヴァンスのクリスマスの歌
ベートーヴェン(リスト編):交響曲第7番第2楽章
ショパン(コルトー編):チェロソナタからラルゴ

TV局収録ではないが、画質、音質ともに良い。

https://www.youtube.com/playlist?list=PLqa5cA-ylEJTXKHy35FwHGYL24OpdIPkV

2011年10月5日
NHK音楽祭
東京・NHKホール

モーツァルト:ピアノ協奏曲第21番
カツァリス:即興演奏

ネヴィル・マリナー指揮NHK交響楽団

カツァリスとN響の4回目の共演はNHK音楽祭というまあまあの晴れ舞台。マリナーとはこのときの共演が縁で、皇帝のレコーディングが実現したんだが・・・。即興演奏は短め。
2011年11月6日
ハンガリー・ブタペスト

カツァリス:即興演奏
メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲
バッハ(シロティ編):プレリュード

ヨアフ・タルミ指揮
ハンガリー国立フィルハーモニー

リストのアニバーサリーイヤーのため、コンチェルトの前にリストに捧げる即興演奏するという異例のコンサート。その後にリストではなくメンデルスゾーンなのは謎。

https://www.youtube.com/watch?v=68xWl6hFn2Y

2013年10月30日放送
宮崎放送

宮崎放送制作のドキュメンタリー

昔からのファンならおなじみの宮崎在住の病床にある女性とカツァリスの関係をえがく番組。このとき病院を見舞って演奏するところや、ホールでのコンサートに来ている様子などが放映された。調子を少し取り戻す女性に、カツァリス曰く「これが音楽の力です」
2014年3月7日
浜松・アクトシティ

カツァリス:即興演奏
シューベルト:即興曲D946-2
リスト(カツァリス編):ピアノ協奏曲第2番
マルチェロ(バッハ編):アダージョ

浜松ピアノアカデミーオープニングコンサートがNHKで収録され左の曲が放映された。しかし、その後公式でNHKマークの入っていない、未放映分まで含めてYou Tubeにアップされている。
2015年12月20日
キプロス・ニコシア

チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番
チャイコフスキー:10月

Yiorgos Kountouris指揮
キプロスユースオーケストラ

どれだけ頼んでももう弾かないといってたチャイコの1番を突如としてキプロスの学生オケと弾いたビックリ映像。ときどきカツァリスはこういういわゆる試運転のようなことをやって今後のレパートリーにするかどうか決めるのだが、今回はその後をみても、ただの気まぐれだったのか???
https://www.youtube.com/watch?v=Tf_QhYe_waA
2016年10月21日
中国・北京

カツァリス:即興演奏
シューベルト:ピアノソナタ第21番D960
リスト(カツァリス編):ピアノ協奏曲第2番
そのほかに、美しく青きドナウ(シュッツ編)、フォンタナ、ショパンマズルカ、など

北京の新しいオペラハウスのオープニングコンサートシリーズのリサイタル映像。一度ストリーミングでこのオペラハウスのサイトから配信されたが、カツァリスが約束が違うと激怒し、違うバージョンに差し替えになった。いまYou Tubeに上がってるのは差し替えられた後のものだが、どこが変わったのか、どこを修正したのかいまいちわからない。
この映像の貴重なのは、カツァリス得意のシューベルトのソナタが全曲映像となってることで意外なのだが、これがはじめて。
https://www.youtube.com/watch?v=YDiEbhE0lS8
2017年5月17日
関西フィル定期
大阪シンフォニーホール

ラヴェル:ピアノ協奏曲
カツァリス:即興演奏

藤岡幸夫指揮
関西フィルハーモニー管弦楽団

カツァリスが関西フィルに初客演したときの演奏をBSジャパンの藤岡さんの番組「エンターザミュージック」で放映したもの。コンチェルト演奏で第2楽章冒頭一部分がトークでカットされているのが非常に残念。アンコールも翌年に放送。
https://www.youtube.com/watch?v=LS7b1YO2Cu8

2018年12月17日
中国・ハイナン
CCTV6

ハイナン国際映画祭閉幕式

Dong Lexian : SeaSide (新作コンチェルト)

2018年からはじまった中国海南島での国際映画祭の閉幕式になぜかカツァリスが招かれ新作コンチェルトを演奏。式前にはレッドカーペットを歩いたり、美女に囲まれたり、ハリウッドセレブと一緒に写真におさまったりと破格のセレブ扱いだったカツァリスだが、この出演はランランの代役。とにかくゴキゲンのカツァリスだった様子。。。
https://www.youtube.com/watch?v=I0d7-4j5fik
2020年1月10日
フランス・パリ
ルイ・ヴィトン財団Auditorium

即興演奏
ベートーヴェン:交響曲第9番第3楽章(ワーグナー編曲)
ベートーヴェン:交響曲第7番第2楽章(リスト編曲)
ハイドン:ピアノソナタ第48番
シューベルト:小品(即興曲)D946-2
ショパン:英雄ポロネーズ
リスト:ラ・マルセイユース
カツァリス自作曲3曲
 Appassionato(熱情)
 la belle cubaine(美しいキューバ人)
 et Coup de foudre(一目惚れ)

ルイヴィトン財団のホームページにいまでも動画がまるまるアップされている公演。なぜルイヴィトンかといえば、ご承知の通り、たびたびカツァリスと共演している女性ピアニスト、エレーヌ・メルシエの旦那がルイヴィトングループのCEOヴェルナール・アルノ氏である関係かと。
なかなかの高音質・高画質でありがたく、英雄ポロネーズの映像はショパンを弾くの模範演奏以外では初めて。