さて、この日はカツァリスの演奏会の予定はなかったのですが、2日前に急遽、21日のシマノフスキー弦楽四重奏団(以下:シマちゃん)の浜離宮単独コンサートにでるかもと連絡が入り、拡散したわけですが、本当に実現しました。
どうやら、シマちゃんとリハしてたら、気持ちよくなってきて、もう1日やったるかーと本人が言い出したらしいw
いや、いうてもシマちゃんの演奏会なんだから、勝手に決めるなよ、って話なんですが、
そこはシマちゃん、ノリノリでOKしてくれたらしいwww いい人達だ!
10月21日(水)浜離宮朝日ホール
ハイドン:弦楽四重奏曲ロ短調op33-1 Hob III37
メンデルスゾーン:弦楽四重奏曲第6番ヘ短調 op80
シューマンピアノ五重奏曲(カツァリス急遽出演)
ではいつものように箇条書きで。演奏会本編感想は前日に続きマーブル嬢担当。
《開演前》
・ いやさすがに急に来れる人は少ないのか、いつもの常連さんの姿少なし。
・ 明らかにいつものピアノと客層が違う。男性率高し。
・ 自分も開演に遅れたので、前半聞いてない。
《後半シューマン》 ※マーブル嬢談
・ ピアノはホール所有の珍しい木目のスタインウェイ。やや重くくぐもった音色で、カツァリスの好みではないかもしれないが、抜けが良すぎない分、弦とは柔らかく調和する感じで、却って良かったのではないかと思う。
・ 出だしから暫く、ピアノも弦もかなり慎重に進めていた感じがしたが、徐々にそれぞれの主張や、パート間のキャッチボールを楽しみ始めた感じ。シューマンのピアノ五重奏曲はピアノと弦がユニゾンや対になる部分も多く、お互いがアイコンタクト・イヤーコンタクトで敏感に反応しながら寄り添っているのが見てとれた。
・ 前日、ブラームスにはやや線が細く感じた1stVnのアガタさんの音色、シューマンではクールながらもつややかに明るく鳴り、彼女の持ち味が良い方に作用した印象。
・ やはりチェロのマルチンさんの、室内楽職人的な仕事ぶりが光る。シューマンらしいリズムの複雑な部分では、前日のブラームスにも増して、ピアノと、そして他の弦のパートの動きに目を配り、敢えてはっきりめに発音なさっていた様に感じた。
・ 前日アンコールで3楽章を弾いた時には、ぶっ速い連続のオクターブで鳴り切らない部分もあったが、この日は深く鳴り切っていて爽快だった。
・ カツァリスも、室内楽でもプルミエプリな合わせ名人なのである。抜群の相棒を得れば、絶妙のバランス感覚を魅せてくれる。
《まとめ》
・ こんな急な変更ってアリ?と思ったが、結果、大成功!
・ 何人か「変更なんてきいてない!」と詰め寄ってたが、納得はしてくれたみたい(シマちゃん目当てなら、そりゃそうだ)
・ あらためてシマちゃんGJ! 全員ステージ上ではニコリともしないけど素顔はフレンドリーらしい。
・ 第1Vnのお姉ちゃんのドS感ハンパないが、実はまだ若い乙女らしい。
・ なんかどっかで一緒にツアーやろうよとか盛り上がってるみたい。
・ シマちゃん、また来てね。
・ カツァ、やっと室内楽で本領発揮してくれた!
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