2011年来日公演情報 : 終わってのまとめ雑感

怒涛の来日公演おっかけが終了し、その後、キーシンやペライアを聴いて、頭の中がいっぱいいっぱいだったため、落ち着いてからいろいろ思い出してみました。

N響ののモーツァルトコンチェルトNo.21

 いきなり来日公演初日が久しぶりのN響との共演。おまけにFMでの生中継やらTV収録やらでかなりの大舞台。やっぱりこういう場に出ると注目度は違うもので、ツイート数とかハンパなかったです。
 初日の東京はすでにTV放送もされたので見た人も多かったと思いますが、かなりぶっ飛んでいて、もう少し落ち着いて弾けばよかったのにと思ってましたが、初日&いろーんな理由によりテンションあがりまくりだったのでしょう。。。むしろ久しぶりにカツァリスを見た人には「相変わらずカツァリスってぶっ飛んでるなあ」と思ってもらえたのは期待通り?
 カツァリスはモーツァルトのコンチェルトをかなり頻繁には弾きますが、この21番は名曲ですがほとんど弾きません。楽譜を見て弾いているのを驚いた人もいるようで、TV解説に人などは妙に深読みしていましたが、単純な理由です。そんなに弾いてないのです。単に「覚えていない」だけですな。。。
 放送を聴いていた自分は、カデンツァは何を弾くのかとドキドキしていたら、案の定カツァリスオリジナルでした。でも、会場の解説とかパンフレットには書いてあったようです。CDに収録されているバージョンでいうと、カデンツァAパターンってやつです。 このモツコンNo.21はPIANO21からすでにリリースされています。こちら。
 アンコールは、おなじみ即興演奏! これはあまりカツァリスを知らない人にとっては度胆抜かれたみたいで、してやったりです。これが彼の魅力なので。でもテーマは「オッフェンバックの舟歌」に「さくらさくら」のみとかなり短縮バージョン。
 翌日の大阪はかなり落ち着いた演奏でこちらのほうがよかったです。アンコールはシューベルトリストのセレナーデでした。

リストピアノ協奏曲第2番(ソロバージョン、カツァリス編曲)

 なんといっても今回の来日公演の目玉は、この曲でした。昨年のショパンピアノ協奏曲第2番のソロバージョンに続き、「楽団ひとり」第2弾としてのメインプロは実は実現するかどうかが、危うくハラハラドキドキ。
とにかく新しいプログラムとしてもってくるには準備期間があまりなかったようだし、日本公演のためだけの新レパートリーだし、そのプレッシャーは相当なものだったようで。。。そのせいか、世界初演となった軽井沢公演では、肩に力が入っててとにかく無事弾き通してくれたことだけで十分って感じでした。
 とにかくこの曲、難しいです。カツァリス本人がノイローゼになりそうになるくらいで本人もクレイジーだといったとか。いや、あんた、自分で編曲したんでしょ? というツッコミはなしで、そのチャレンジ精神に拍手。この大曲は、コンサートレパートリーとしては、20年以上も前に弾いていたカツァリスの出世作リスト編の英雄以来の「ものごっつい曲」でした。
 その後、松江、宇都宮、浜離宮、神戸と、都合5回無事に弾いてくれて、その都度完成度もアップ。とくに最終日神戸公演の演奏が出色で、まさに鬼気迫るヴィルトーゾカツァリスの神髄をみせてくれた神演奏でした。
 おそらくもう2度と弾かないのでは、と思ってましたが、結構弾きなれてきたみたいなので、定番レパートリーになるかも?

シマノフスキー弦楽四重奏団との共演

 ここ数年、来日のたびに、室内楽もやるカツァリスですが、今回もありました。京都ではN響メンバーとチャリティーコンサートで共演したりしましたが、浜離宮でやったシマノフスキー弦楽四重奏団との共演がなかなか良かったです。
 意外といっては失礼なのですが、このシマちゃんが上手い。もう共演者としては十分すぎるほど(あくまでカツァリス主体で見ますから笑) 練習したがらないカツァリスとおそらくほとんどぶっつけ本番に近いレベルでここまでやってくれれば御の字でございます。カツァリスもおかげでノリノリ。ショパン協奏曲第2番第2楽章の美しさは絶品。
 アンコールのシマノフスキーのタランテラの演奏はキッレキレで、カツァリスのアンコールはなかったけど、十分満足な公演でした。シマちゃん、また来いよー。

京都の一連のチャリティー公演

 清水寺で2回、二条城、京都コンサートホールで1回づつ、と合計4回行われた、震災復興チャリティー公演にカツァリスがメインゲスト扱いで出演。プログラムがいろいろかわったりしたけど、それなりに楽しめました。
 とくに清水寺で公演は、10,000円と高かったけど、お寺の本堂に座布団弾いてカツァリスを間近に見ながら、夜の京の山々にこだまする響きを堪能。ライトアップされた夜景も素晴らしく最高に良かったです。
 演奏は、清水寺、二条城は野外だったので、なんともいえないけど、満員だったし成功なんでしょう。おそらく行政関係がからんだ大きなチャリティーイベントだったのでスポンサー企業からの招待客がほとんどだったみたいだけど、それはそれで。
 カツァリスも来日早々、N響の東京から大阪、軽井沢、京都とすべて日帰り移動して疲れていたようでいい休養になったでしょう。

即興演奏

 毎度おなじみになりました即興演奏ですが、今年もいろいろ新しいテーマが入ってました。
 N響公演のアンコールでは、オッフェンバック舟歌はおなじみでしたが、さくらさくらをたっぷりとやり、今回はこの後の公演の即興演奏ではすべてさくらさくらが最後のテーマになってました。
 そのほかの公演の即興で使ったテーマは、悲愴、白鳥の湖、カルメンなどはおなじみ。前回も多用した、例の超絶同音連打のアルハンブラは今回も後半の公演で入ってましたが、「いつもより多く叩いてますー」状態でした。
 新しく使われたテーマが、まず、メリーウィドウ! これはなかなか良かった。カツァリスは歌物はやっぱり得意なのでオペラパラフレーズ集なっか録音してほしいな。それから、これも新しいのは、アランフェス! アランフェスからアルハンブラへのギター曲流れは面白かったですな。
 あと荒城の月、とかワルソーコンチェルトもあったような記憶があるが、ちょっと自信なし。即興演奏自体は浜離宮と神戸が一番長かったかな。神戸はラフマニノフのコンチェルト2番のテーマもあったし。

その他

 その他にもいろいろ弾きましたが、まあ、前座の域をでなかったというか。。。とくに軽井沢でのショパンは・・・。
 あ、でも、リストプロのプログラムが変更になって、孤独とかが入った前半のプログラムは、変更してよかったと思いましたね。あのほうがまとまりがある。あと、細かいことですが、リストのハンガリー狂詩曲はプログラムでは第3・5・7番の順でしたが、実際の演奏順は、3・7・5番でした。。。

神公演は?

 飛びぬけて演奏がよい公演を「神公演」と認定しています。だいたい毎年のパターンでいえば、ピアノのコンディション、ホールの音響のアドバンテージがある浜離宮公演なのですが、今年は文句なく神戸公演でしたね。ピアノもよく、カツァリスのコンディションも復活して、鬼気迫る演奏でした。

来年の来日公演は?

 ここのとこ毎年来日しているカツァリスですが、来年はもう半年後の4月に来日予定です。そしてなんと予定されているメインプログラムが、ベートーヴェンピアノ協奏曲第5番「皇帝」のソロバージョン(カツァリス編曲)というもの。。。
 いや、もうなんでもありっすか?(笑)
 以前にカツァリスがコンチェルトを弾きたがらないことについて本人と話しているときに、「じゃあ、一人でソロバージョンを弾けば?」というと、「それは考えてるんだ」といったものの、あの曲はいいトランスクリプションがないとか言い出したりしてました。要は、とにかく全部自分で弾きたい、全部自分でコントロールしたいという欲求が強いのですが、ネックは編曲だと・・・。
 で、昨年やったショパンピアノ協奏曲第2番のソロバージョンはショパンのオリジナル、今年は、リスト第2番を自分で編曲、来年の第3弾の皇帝も自分の編曲・・・。とうとう自分で編曲・・・。いや、それができるならもうなんでも出来るでしょ!?
 もともと編曲というのは、全部を音にするのは不可能なわけで。なら、どの音を残し、どの音を削るかというのが重要で、それをうまく取捨選択するのがいい編曲者で、リストなんかはそれがうまいですな。曲のプロポーションを損なわず、むずかしくすることが目的でなく、いかにオリジナルの良さを1台のピアノにおきかえるか、そこがトランスクリプションの魅力。
 ところがカツァリス、それでは納得いかない御仁。どんなものでも弾けるだけに、あれもこれもと音を足していき、出来上がりが 普通では演奏不可能な超絶技巧曲になるんですな・・・。それを平然と弾きこなし、聴衆を唖然とさせるのもエンタテイメントとしては立派な要素だが、いかんせん、あと半年で準備できるのだろうかと本当に心配・・・。
 しかし、この「楽団ひとり」パターンがOKなら、もうチャイコだとか、ラフマニノフだとかも、ソロバージョンでお願いしたいもんです。

そんなわけで、今年も無事に終わりました。また半年後に! 2012年4月の日程はまもなく発表されます。
そのあと2013年は来日しませんので、次回も必聴!
 
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PIANO21新譜情報 : ショパンライブ集 とうとう革命エチュードを録音!

来日公演も終わって、すぐに来年の話もでていて、ちょっと情報をまとめなければ・・・と思っていたのですが、ちょっとビッグニュースが公式で発表されたので、これを先に。

PIANO21から新譜が出ます。タイトルは「カツァリス・プレイズ・ショパン ライブレコーディング」というもので、ショパンのライブ音源を集めたものが主です。
もちろんこれまでにPIANO21からはカーネギーホールライブも出ているので、それと重なるものもあるでしょうが、なんといっても一部スタジオ録音した、新レパートリーがいくつか入っていること!

そのひとつが、なんと革命エチュードです。

これまで、テルデック、SONY時代とショパンをレコーディングしてきたカツァリスがまったく手を付けていなかったエチュードのそれも「いかにも弾きそうにない」革命をやってくれました。

このアルバムのコンセプトはおそらく、昨年カツァリスと有志であつまったパーティーのときにカツァリスが話していたときのことを実現したんだと思います。そのときカツァリスは、ショパンの名曲集のアルバムを作りたい、ついては、どの曲が日本で人気あるのか教えてくれと言いだし、ノクターンではこれ? ワルツではこれ? ポロネーズでは? と聞きながらみなにアンケートを取ったということがありました。その中でエチュードは? といったときに満場一致だったのがこの革命!

はたして、実現したわけですが、やはり革命だけでなく、エチュードは全曲録音してくれるのが一番なんだが・・・。

あと他にもスタジオ録音として、別れの曲もあり、これは「ショパンを弾く」の模範演奏としてLD・VHSでしかリリースされていませんでした。
その他、既存レパートリーでも、どこのライブが収録されているのか興味ありますね。
さて実際のリリースがいつになるか不明ですが、楽しみに待ちましょう(以前から発表はするもののリリースまで半年以上かかったケースもあるので・・・)

収録予定曲などはこちら

P21043-N.jpg
今回のジャケ写はウケ狙いなしね。。。

さて、来日公演のまとめをしたり、来年の公演の情報をアップしたりしなければ・・・。
出来るだけ早くまた更新します。
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2011年来日公演情報 : いよいよ最終日

さて、いよいよ2011年来日公演も残すところ明日の神戸公演のみですね。
なんだかんだありましたが、とにかくリストコンチェルトNo.2ソロバージョンの鬼気迫る演奏は歴史に残る演奏だったと思います。
ここまでのレポ、感想はツイッターでハッシュタグ運用しています。
http://twilog.org/Katsaris_Mania/hashtags-katsaris2011

気が早いのですが、来年の4月も来日予定です。
プログラムはなんと「楽団ひとり」第三弾のベートーヴェン皇帝のソロバージョン(!)という話もあるのですが、まずは正式発表を待ちましょう。間もなく日程も発表されると思います。

では、明日最終日だ!
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2011年来日公演情報 : 10月6日N響とのコンチェルト

さていよいよツアー2011が始まります。
初日はいきなり、17年ぶりのN響とのコンチェルトです。

日時 2011年10月6日(木)
開場 18:00 プレトーク-18:30 開演-19:00
会場 NHKホール

NHK交響楽団
ネヴィル・マリナー(指揮)
シプリアン・カツァリス(ピアノ)

■曲目
モーツァルト/交響曲第32番 ト長調 K.318
モーツァルト/ピアノ協奏曲第21番 ハ長調 K.467
ブラームス/交響曲第1番 ハ短調 作品68

もちろん、NHKFMの生中継もあります。(19:00-)
http://www3.nhk.or.jp/netradio/

どうぞ、ツイッターでハッシュタグ #katsaris2011 を利用してリアルタイムで盛り上げてください。
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いよいよ2011年来日公演間近!

さて、早いもので、2011年来日公演が迫ってまいりました。
毎年恒例のおっかけレポートは今回はツイッター上で展開したいおもいます。
下記のハッシュタグにて皆様もどんどんツイートしてください。
最終的には、皆様と一緒に「日々是カツァリス2011」を作り上げたいと思います。

ハッシュタグ: #katsaris2011
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2011年来日公演情報 : 京都チャリティー公演追加情報

週末にお知らせした京都公演ですが、いくつか追加情報があります。

まず、公演の概要は以下のサイトをご覧ください。
http://liszt200inori.web.fc2.com/index.html

公演の日程の詳細は以下の通りです。

10月9日(日) 清水寺(19:30開場 20:00開演~22:00)
カツァリス、矢野玲子、神谷美恵子、近藤由貴、綱場千晶 ほか
N響メンバーによる五重奏(山口裕之、大林修子、井野邉大輔、木越洋、西山真二)
カツァリスの演奏曲:ショパンピアノ協奏曲第2番(クインテットバージョン)
チケット代:10,000円(全額義援金に)

10月10日(月祝) 京都、堀川音楽高校ホール(13:00~15:00)
カツァリスによる公開マスタークラス・レッスン
外部入場500円
この堀川高校のマスタークラスは上記イベントHP上に申込書を用意し、FAXまたはメールにて申込開始となる予定です。受付は先着順です。まのなくHPに掲載されるそうです。

10月10日(月祝)清水寺(19:30開場 20:00開演~22:00)
カツァリス、矢野玲子、深見まどか、綱場千晶、久田舜一郎、林宗一郎、東誠三 ほか
N響メンバーによる五重奏(山口裕之、大林修子、井野邉大輔、木越洋、西山真二)
カツァリスの演奏曲:ショパンピアノ協奏曲第2番(クインテットバージョン)
チケット代:10,000円(全額義援金に)

10月11日(火)元離宮二条城(18:30開場 19:00開演~21:00)

カツァリス、久田舜一郎、綱場千晶、東誠三、矢野玲子、近藤由貴、深見まどかほか
カツァリスの演奏曲:ショパンピアノ協奏曲第2番(ソロバージョン)
S:5,500円 A:4,500円

10月12日(水)京都コンサートホール(18:45開場 19:30開演~21:30)
カツァリス、東誠三、近藤由貴+京都フィルハーモニー室内合奏団
カツァリスの演奏曲:ショパンピアノ協奏曲第2番(オケバージョン)
S:5,000円 A:4,000円

清水寺と二条城のコンサートですがどのような形になるかといいますと、清水寺は、清水の舞台上にピアノを設置し、それを取り囲むように客席(パイプ椅子)を設置するそうです。二条城は、野外に仮設ステージを設置し、その前に客席(パイプ椅子)を設置するそうです。閉門・閉城後に、チケットを持っている人だけ特別入場することができ、一部ライトアップもされるそうです。
秋の紅葉の素晴らしい季節にコンサートを聴く人だけが入場でき、ライトアップされた夜景を独占しながら、カツァリスの演奏を聴くなんてなかなかいいじゃありませんか?

しかもこのチャリティーコンサート、急に決まったとのことですが、カツァリスの並々ならぬ意気込みが感じられます。
関係者もすべてボランティアだそうで、清水寺のチケットは全額義援金となるそうです。
以下関係者の方のコメントを引用いたします。

今回の事業全体が震災復興支援として取り組まれております。
清水寺の演奏会チケット料金は1万円と高額ですが、これはあくまで被災地の復興のための義援金として、京都市を通して発券手数料以外の一切の経費も引かれずにそのまま被災地に送られるお金です。
監査も入り、公的にガラス張りで行いますので、この点を購入される方々にはご理解いただきたく思っております。
本来、お寺に場所代に相当するお布施をお支払いするものを、今回はお寺様も全て被災地に送り、実行委はボランティアとして汗をかき、聴衆は義援金を出すということでコンサートを成り立たせようという演奏会です。
カツァリス氏もパリでお会いした瞬間からギャラなどいらないとはっきり言われ、こちらが逆に、外国人演奏者の連続キャンセルで日本の個人エージェントが皆倒産の危機であると説明してなだめなければならないような状況で、関わる皆が心から協力してやっている演奏会です。

というわけで、カツァリスらしい、いい話ではありませんか(まさに総統がきいたら、あっぱれと言うような)
ぜひ皆様、秋の京都に行こうではありませんか。特に9日・10日は連休中です。秋の京都に馳せ参じ、カツァリスとともにささやかながらチャリティーの応援をしましょう!
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2011年来日公演情報 : 京都公演詳細決定(10月9-12日)

パリなんかでやってる一連の震災チャリティー公演の一環として京都でも公演があり、カツァリスが一部出演します。
清水寺や二条城でやったりと、なかなかおもしろそうですが、どんな感じになるんでしょうか・・・。

曲目は、すべてショパンのピアノ協奏曲第2番で、それぞれクインテットバージョン、ソロバージョン、オケバージョンを弾いてくれます。詳細は下記の通りです。

なお、チケット販売は、9月17日(土)からぴあ、イープラスなどで発売開始だそうです。

10月9日(日)  清水寺 (詳細プログラム
 N響メンバーとの共演 ショパンピアノ協奏曲第2番(クインテットバージョン)
 チケット 10,000円
10月10日(祝) 清水寺 (詳細プログラム
 N響メンバーとの共演 ショパンピアノ協奏曲第2番(クインテットバージョン)
 チケット 10,000円
10月11日(火) 二条城 (詳細プログラム
 ショパンピアノ協奏曲第2番(ソロバージョン)
  S:5,500円 A:4,500円
10月12日(水) 京都コンサートホール (詳細プログラム
 ショパンピアノ協奏曲第2番(オケバージョン)
  S:5,000円 A:4,000円
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宇都宮グランドホテルとカツァリス?

最近なんだか、ツイッターやらフェイスブックやらで公式アカウントが立ち上がり、珍しく更新もタイムリーなもので負けてます(泣)
そんなもんで、今回は公式では絶対に知ることができない情報を。。。

今年も宇都宮グランドホテルでのコンサートが発表されてます。
http://www.ugr-h.com/ka.html

なんと今年は栃木交響楽団とのコンサートでモーツァルトのコンチェルトNo.21とのこと。そんなオケが入るような大会場でやるんかなと思いますが、たまにはおもしろいですな。しかし、言っちゃ悪いがN響と21番やるんだから、モツでもせめて他のものやったらいいのにと・・・。

さて、この宇都宮グランドホテルでの公演ですが、昨年はありませんでしたが、ここのところ毎年のように公演があり、当本サイトの日本公演情報一覧をみていただくとわかるとおり、実に1988年からも数年間行われ、これまで通算6-7回くらい行われています。

ふと、なぜ宇都宮グランドホテル? もっといい会場があるのでは? と思う人が多いでしょうが、実はこれ、カツァリスとホテルオーナーの個人的な関係によって、彼の指示により必ず行う公演なのです。実はとても義理堅いカツァリスなのです。

その関係を物語るエピソードが、1988年9月25日の日経新聞朝刊にのっていますので紹介します。

カツァリス氏---宇都宮グランドホテル会長中村喜久美氏(交遊抄)

 数年前、経済同友会の研修旅行でパリに滞在した折、主な催し物一覧表にシープリアン・カツァリスピアノ演奏会」とあるのに気が付いた。私が代表を務める奉仕団体「竹の会」の奨学金募集のため、演奏会をお願いした方である。「みんなの感謝の気持ちを伝えたい」と地下鉄駅に向かった。
 会場でお目にかかると、「あの奨学生たちはアジアの国々に帰りましたか」などと尋ねられ、また友人たちの話に花が咲いた。
 カツァリス氏はベートーベンの全交響曲を一台のピアノで奏で、世界に名をとどろかせた方である。東京でのある会合で「日本初演では拍手が鳴りやまなかった」と上智大学のルッソー教授に紹介された。その場で勇気を出して「奨学生のための演奏会を」とお願いしたところ、快く引き受けていただいた。
 パリの演奏会の後、ご家族に紹介され、十六区にある自宅にお招きいただいた。「寒い夜のため」と用意された手作りの前菜や強いお酒で暖をとった。
 姉上のオーローラさんに「川端康成の『雪国』に感動した。あのトンネルのある北国に行ってみたい」「能管の高音が良い」などと言われ、日本文化への造けいの深さにも驚いた。それ以来、フランスに立ち寄ると、氏の家族や友人らと知り合いの作品展や小さな美術館、ビゼーが住んでいた家などにご一緒した。
 だが、その後は私の入院や仕事の都合でお会いできないでいる。落ち葉の舞う季節になると一家のことが懐かしく思い出される。(なかむら・きくみ=宇都宮グランドホテル会長)


これで関係ができたのか、その後、カツァリスの姉ちゃんと仲良くなったオーナー一家(?)との関係で、いままでずっと公演が続いているというわけです。今年はチャリティーらしいし、みなさん宇都宮までぜひ!
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カツァリスの自作曲の楽譜がダウンロードできます

えー長らく情報更新をさぼってすみません。
ネタはあれど、どうもやる気が起きず・・・。

今日は、楽譜の紹介です。すでに持っている方も多いのですが、カツァリスがその昔、月刊ショパンで自作曲を連載(?)していたことがありました。それをまとめて出版したものが、自作曲集「吟遊詩人と姫君」です。
コイツ↓
ginyuu.jpg

すでに絶版になって久しいですが、この中身が下のダウンロードサイトで手に入ります。
持っていない方はどうぞ。
http://www.sheetsearch.com/sheets/katsaris/
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インタビュー記事:ぶらあぼ8月号

「ぶらあぼ」8月号にカツァリスのインタビュー記事がのってます。
Webからでも見ることができます。こちらからどうぞ。
内容としては、あんまりおもしろいことは載っていません。
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