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カツァリスの2021年はサン=サーンス?

2020年の音楽界は全世界的にベートーヴェンイヤーが不発に終わったわけですが、いまのところ2021年のカツァリスの来日公演もその予定です。(葛飾だけショパン)
しかし、カツァリスとしては2021年はどうもサン=サーンス推しのようです。サン=サーンスは2021年は没後100年となります。
というのも、2021年5月5日カツァリス満70歳の日にパリで誕生日コンサートが予定されていますが、そのプログラムが下記のとおりです。

バッハ:前奏曲(幻想曲) BWV922
モーツァルト:幻想曲 K.396
ブラームス:間奏曲 Op.117-2
シューベルト:ピアノソナタD.960
サン=サーンス(ガルバン編):動物の謝肉祭
サン=サーンス:ギーズ公の暗殺 Op.128

バッハは2000年のオールバッハプロ以来、そのほかはいつものレパートリーですが、後半2曲がサン=サーンス。ガルバン編の謝肉祭は既存レパートリーで、最後の「ギーズ公の暗殺」が新レパートリーです。この曲はよくカツァリスの出すクイズで「世界最初の映画音楽の作曲家はだーれだ?」というものの答えとなる曲です。1908年に作られた世界初の映画音楽のオリジナルスコアとして(しか)有名でない曲をサン=サーンスのアニバーサリーイヤーかつ自身の70歳バースデーコンサートの最後の曲にもってくるとは、やっぱり2021年もカツァリスはカツァリスなのだなあ。。。
まさか日本でフィルムコンサートとか? この曲だけじゃなくて他の映画も組み合わせて勝手にカツァリスが音楽付けてやったら面白いかも?
 

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