浜離宮に続いて東京公演2日目はここのところ続いている葛飾での公演。おもえば、コロナ期間中の2020年にここでオールショパンプログラムが予定されていて延期、さらに延期分の2021年も結局中止となったことがありました。あのまま、オールショパンを久しぶりにやっていたら、どうだっただろう・・・と思わなくもないですな。
2つ目のプログラムは前半のみ変更。
シューベルト:即興曲第1番ヘ短調 D.935,Op.142-1
シューベルト:即興曲第3番変ロ長調 D.935 Op.142-3
シューベルト (リスト編曲):アヴェ・マリア
シューマン:子供の情景
ラフマニノフ:幻想的小品集 Op.3
カツァリス:ラフマニノフの有名な旋律を主題にした即興演奏(主に協奏曲など)
カツァリス:さようならラフマニノフ
アンコール1 ショパン:幻想即興曲
アンコール2 バッハ(カツァリス・シロティ編):ラルゴ(協奏曲BWV1056から)
前半のシューベルト即興曲が899から935に変更で、念願の935ー1が聴けましたよ。なんかペダルをあまり使わず、脳内シミュレーションしてたものと違ったけど、満足。
シューベルトリストはセレナーデではなくアヴェマリア。もう何回聴いたか分からないけど毎回ちょっとづつ違う感じがするのがおもしろい。
浜離宮ではハンガリー幻想曲のソロ版という超ド級サプライズがあったが、葛飾ではその代わりに子供の情景。ちょっとプログラム的に釣り合わないやんと思ったけど、いい意味で枯れた巨匠チックな子供の情景だったな。随分久しぶりだと思ったけど、2019年の日経ホール以来だからそうでもなかったです。
後半は浜離宮と同じプログラム。幻想的小品集はこれからも弾くかどうかわからないけど、いいレパートリーになったね。レコーディングしてるんだろうか。
ピアノ協奏曲メインのメドレーは浜離宮のときとメインパートは変わってなかったけど繋ぎ曲、繋ぎ方が変わっていたので、やっぱりこれは即興といってもいいかもしれないw やはりこの演奏が一番盛り上がるので、本プロ最後はこれにしたほうがいいと思いますw
アンコールは、1曲目は浜離宮と同じショパン幻想即興曲、2曲目はお馴染みバッハのラルゴ、シロティ編ではなくてカツァリス編だったかも。
そんなわけで、正直ホールの音響は浜離宮に敵わないけど、集中力高い演奏で今日もまあまあ満足でした。
自分は今年はこれで打ち止め、大阪、福岡は行きませんが、来日中のエピソードなどあったらまとめてまたアップします。