カツァリス 全CD/LP/DVD/LD ディスコグラフィー
カツァリス の全LP/CD/DVDのほか、非公式海賊盤、さらにはFM放送録音、テレビ放送動画なども含めた完璧なディスコグラフィー 。
1970年代から現在まで100タイトルを越えるLP/CD/DVDをリリースしているカツァリスは、1970年代のキャリア序盤にLPフォーマットでEMIからデビュー。その後1980年代にはテルデックの看板ピアニストとして、有名なベートーヴェン交響曲ピアノ版全曲やショパンバラード&スケルツォなど数々の名盤をリリース。1980年代終盤にソニークラシカルへ移籍するも方針の違いから独立し、現在も続く自身のオリジナルレーベル「PIANO21」を設立。PIANO21からは新録音だけではなく、EMI時代のLPしかなかった録音などの原盤権を買い取り、復刻リリース。そのおかげもあり現在では音源としてはかなり入手不可能なものは少なくなった。ただし、PIANO21自体がマイナーレーベルのため、常時ショップ在庫があるわけではなく、リリース時のタイミングを逃すとその後入手は若干苦労することもあるが、海外通販やオークションなどを探せばそれほど困難ではない。また、ジャケット違いの再発売やPIANO21ではタイトル変更による再発売も多く、ややこしいところもあるが、ここでは主に初回発売時のデータとした。なお、日本独自企画でカツァリスブームのきっかけになった1992年の「ショパンを弾く」関係の動画はDVD化されることは絶望で、VHSビデオはもはやかなり手に入りにくい。
詳細リンク先では下記の基準でお薦め度を示しています。
《管理人の独断による推薦度》
S:どんな人にもおすすめの名盤中の名盤。クラシック音楽好きならば絶対に所有していないといけない人類の宝です。
A:ピアノ好きにはおすすめの名盤。カツァリスの魅力がよく分かる、持ってて損は無いレベルです。
B:一般的にはおすすめしませんが、よほどのピアノマニア、珍盤、珍曲コレクターであれば、コレクションに加えてもよいレベル。
C:重度のカツァリスコレクター以外にはおすすめできません。
年代・レーベル | 主な録音 | コメント | 参照リンク先 |
1970年代 EMI / DG / DECCA / PAVANE |
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初回リリースはすべてLPで、初期のLPを除きメインどころはPIANO21からCDで復刻されている。 | 詳細は こちら |
1980年代 TELDEC / DG |
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カツァリスを一躍世界的に有名にしたベートーヴェン交響曲全集などの編曲物から、ショパン、シューベルト、シューマンなど現在でも主なレパートリーとなっているほとんどがこのテルデック時代に録音されている。 | 詳細は こちら |
1990年代 SONY CLASSICAL / RCA |
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満を持して移籍した SONY CLASSICAL の看板ピアニスト目玉企画としてスタートしたショパン全集。さらにカツァリスといえば編曲物というこれでもかというカツァリス色あふれる編曲集。華麗な音質など現在では再現不可能なクオリティーのソニー時代だったが、残念ながら喧嘩別れ。その後、2015年に謎の和解により新録音を含むベスト盤をリリース。 | 詳細は こちら |
1993年 WARNER |
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NHKで放送したショパンのレッスン集と模範演奏。これで日本でのカツァリス人気に火がついた。 | 詳細は こちら |
2000年代 PIANO21 |
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ソニークラシカルとの決裂後に、自分の好きな曲、録音のみをリリースするために紆余曲折ありながらようやく設立した自主レーベルPIANO21。新録音だけでなく、過去の放送録音からときには海賊プライベート録音までかき集めてリリース。再収録か再録音かなど録音データを細かくいなければ分からないなどカオスなCDも多く、マニア以外は近づきにくいレーベルかも。最近ではソロだけでなくデュオや伴奏CDなどもこのPIANO21からリリースしている。途中に何回か資金難でリリースがとまったこともあるが一応2019年現在も生きてはいる(らしい)。日本では東京エムプラスが総代理店として輸入。 | 詳細は こちら |
主に2000年以降 その他レーベル |
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ときどきPIANO21以外からもライブ盤や企画ものCDなどがリリースされることもある。 | 詳細は こちら |
未発売録音・映像 |
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主に放送録音、録画など、未発売だが正規に記録されているものを紹介。 | 詳細は こちら |