アーカイブ: 2021年5月

You Tube 情報:1994年N響とのモーツァルトピアノ協奏曲第12番

カツァリスはこれまで4回N響と共演していますが、全部が映像になっており、ありがたい限りです。
その3回目の1994年、ウーヴェ・ムント指揮でモーツァルトピアノ協奏曲第12番がこれです。
 
 
アンコール

このほかN響との共演は

1985年 リスト:ハンガリー幻想曲、シューベルト(リスト編)さすらい人幻想曲
1988年 シューマンピアノ協奏曲
2011年 モーツァルトピアノ協奏曲

ですが、さすらい人以外は You Tubeにあがってますので、それぞれリンクさせときます。
さすらい人は実は以前VHSで持ってたのですが、上から間違って消してしまいました。最初のN響アワーでは抜粋になってしまっているのでいまは幻の映像です(涙)
あと、マニアックなことですが、シューマンのピアノ協奏曲は、なぜか1988年4月2日のときの演奏が1998年のN響アワーで放映され、1988年4月1日のときの演奏が、2004年のN響アワーで放映されました。このリンク先は4月1日の映像です。

You Tube情報:1996年来日公演アマオケとの共演映像

今日なんとびっくりの動画がアップされてました。
1996年11月17日群馬県の笠懸野文化センターでの「ぐんま青少年オーケストラ」との共演映像です。
アマチュアのジュニアオケとの共演曲目ベートーヴェンピアノ協奏曲第3番よりもアンコールが超貴重です。(アマチュアオケにはむかし石井宏さんがオーボエを吹いていたオケとよく共演していたなあ・・・)
この年1996年は歴代来日公演の中でもとびきり素晴らしかった「バルカロール&イタリアンオペラ編曲もの」プロで、この日のアンコール2曲目にその中からベルリーニ(タルベルク編)のノルマ「清き女神」の主題による変奏曲を弾いているのです。この年のプログラムの映像が出てくるのは初めてです!(カツァリス自身もこのプログラムをCDにしたいらしく来日公演のときの録音を探しています)
そもそも、実は90年代後半のカツァリスの映像ってほとんど残ってなくて、全盛期の姿が拝めないので本当に貴重です。

ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番
アンコール モーツァルト:パンとバター、ベルリーニ(タルベルク編):ノルマ「清き女神」の主題による変奏曲
1996年11月17日群馬県の笠懸野文化センター
 
 

You Tube 情報:5月9日夜12時から生配信(テッサロニキでのコンサート)

ギリシャ・テッサロニキでのコンサート(無観客?)が日本時間5月9日夜12時(0時)から生配信されるようです。
プログラムはいつものやつ+ギリシャもの多めのプロです。

カツァリス:ニコラオス・マンザロス作曲ギリシャ国歌主題による即興演奏
カツァリス:ベートーヴェン交響曲第9番 op.125より「歓喜の歌」による即興演奏 
J.S バッハ(カツァリス編):ピアノ協奏曲 BWV1056からラルゴ
ハイドン: ピアノソナタ Hob. 16/35
シューベルト:ピアノ小曲(即興曲)D946-2
シューマン:子供の情景
サンサーンス(ガルバン編):動物の謝肉祭から No. 3 Hémiones  /  No. 8 Aquarium /  No. 13 Le Cygne
ヤニス・アンドレオウ・パパイオアヌー:前奏曲第7番・第8番
カツァリス: 世界最古の音楽「セイキロスの墓碑銘」の主題による即興曲

パパイオアヌーははじめてのような気がする。1910-1989のギリシャ・アテネの作曲家らしいので比較的最近の人だが、曲は古風らしい。
最後のセイキロスの墓碑銘は、古代ギリシャ紀元前2世紀ごろの完全な形で残っている世界最古の音楽として有名で、ときどきカツァリスはこれをテーマにして即興演奏したり、このメロディーで作曲された曲を演奏したりしている。
 
 

なお、翌日は広瀬悦子、翌々日はアレキサンダーギンジンとカツァリスファミリーが登場します。

最新インタビュー&動画:第32回フェロール国際ピアノコンクール オープニングセレモニーとフランクフルト総合新聞インタビュー

GW最中の4月30日に新しい動画とインタビューが掲載されたので紹介します。

まず、You Tubeですが、現在開催中の第32回フェロール国際ピアノコンクールの4月30日のオープニングセレモニーでの演奏です。懐かしいバリー・ダグラスの演奏のあと登場します。
演奏曲は、いつもの即興演奏とシューベルトピアノ小曲(即興曲)D946-2、サンサーンス(ガルバン編)動物の謝肉祭から、です。1:20:00くらいから登場です。
 

即興演奏の前に、客席から4つの音を「お題」としてもらうというまたよくわからないことをやってますが、最初だけであとはいつもの即興ですwww

インタビューは同じく4月30日にフランクフルト総合新聞のウェブ版に掲載されたものです。オリジナルはドイツ語なのでよくわかりませんが、新譜情報のところを中心に以下抜粋。

  • コロナで2020年は7回しかコンサートができなかったが、その代わりCDの録音をガツガツやっている。
  • サン=サーンスの没後100年を記念して、オリジナル作品とトランスクリプション作品の2枚組アルバム
  • “On Wings of Song “というタイトルのアルバムでは、13曲のロマンティックな曲をまずオリジナル(テノールのクリストフ・プレガルディエンを起用)で、次にトランスクリプションまたはパラフレーズで(シューベルトの歌曲でやったようなものの第2弾か?)
  • リストのテーマ別プログラムで4枚組
  • バッハのアルバムが2枚
  • 南米の曲を集めたアルバムが1枚
  • ヨゼフとミヒャエル・ハイドンの2枚アルバム
  • ハイドンの協奏曲3曲を収録したCD(これは故マリナーの指揮でかなり前に録音されたもの)
  • ギリシャの作曲家の作品を集めたアルバム(ヤニス・コンスタンチニディス、ディミトリオス・レヴィディス)
  • 賛美歌、行進曲、軍歌など、グリンカからショスタコーヴィチまでのロシアの楽曲92曲のトランスクリプション
  • 5月5日カツァリス70歳誕生日に予定されていたパリのサル・ガヴォーでのリサイタルは9月28日に延期。

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