カテゴリー: 最新情報

ウェブラジオ情報:10月7日(日)にモーツァルト協奏曲21番が放送

ちょっと先の話ですが、10月7日(日)に、SWRでカツァリスのモーツァルトピアノ協奏曲第21番のライブが放送されます。

これは過去にも何回か放送されていますので再放送ですが、日曜日の夜の日本でも聞きやすい時間帯に放送れますので、まだ未聴の方はどうぞ。

放送日時:10月7日日曜日 日本時間17:30から(ドイツ現地時間12:30から)
放送局:SWR2 (ここからどうぞ)

演奏曲目:モーツァルトピアノ協奏曲第21番

演奏:Zoltan Pesko指揮 SWR Sinfonieorchester Baden-Baden und Freiburg
            (わかりやすくいうと、南西ドイツ放送交響楽団です)

録音日時:2004年4月2日
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ウェブラジオ情報:8月12日夜にスイスでのコンサートの模様が放送

お久しぶりです。
突然ですが、8月12日日曜日の夜12時から、今年の2月1日にスイスでやったコンサート(グシュタード音楽祭?)の模様がインターネットで放送されます。
放送局はスイスロマンド放送。下記リンク先にて放送です。
http://www.rts.ch/espace-2/

プログラムはバッハなんかが入ってたりと相変わらずの小品ごちゃまぜプロです。

即興演奏
ハイソン ソナタ
シューベルトリスト セレナーデ
リスト チャルダーシュ
リスト 孤独の中の神の祝福
シューマン アラベスク
バッハ プレリュード
ショパン ラルゴ(コンチェルトNo.2の2楽章)
ゴッドシャルク バンジョー
などです。
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ウェブラジオ情報:メンデルスゾーンピアノ協奏曲第1番

またもや、長らくのご無沙汰でございます。
どうも、来日が近いというのに、気合が入ってなくてイカンです。。。

さて、久しぶりにウェブラジオでカツァリスの演奏が聴けます。
放送は昨日でしたが、オンデマンドで聴くことができます。
カツァリス出演分は、3曲です。

F・リストの追憶による即興
メンデルスゾーン ピアノ協奏曲第1番
バッハシロティ プレリュード(アンコール)

ヨアフ・タルミ指揮ハンガリー国立フィル
2011年12月6日 ブタペスト・バルトークホール

即興はちょっと短めですが、例のアルハンブラで締めくくってくれます。
メンデルスゾーンのコンチェルトは実はここ最近思い出したかのようにコンサートレパートリーに
復活してきました。おそらく、テルデックの録音以降にライブ音源が出てきたのも初めてです。

Bartok Radio
http://hangtar.radio.hu/bartok#!#2012-04-05

上記リンク先から、19:35の右側の赤い三角をクリックすれば聞くことができます。

さてそろそろ気持ちを皇帝ソロバージョンの初演に向けて盛り上げなければ・・・。
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ウェブラジオ情報:12月28日ORFでカツァリスのライブが放送されます

ちょっと先の話ですが、年末にカツァリスのライブがウェブラジオで流れる予定です。

日時:
12月28日18:05(日本時間)から

放送局:
オーストリアORF (Radio Österreich 1)

視聴方法:
下記のリンク先から「Live」をクリックするだけです。
http://oe1.orf.at/
なお、おそらく1週間はオンデマンドで聞くことができるはずです。

内容:
カツァリスのライブですが、これは2010年12月5日にギリシャで行われた4人のピアニストによるコラボコンサートの模様です。4人とは、Janis Vakarelis, Cyprien Katsaris, David Lively ,Alexander Ghindi で、最近よくツルんでいる4人です。この4人のコラボは2010年の夏にトルコでやったコンサートの模様がYou Tubeにもアップされています。

曲目: 
1.ワーグナータンホイザー序曲
2.4台のピアノのための協奏的四重奏曲Op.230
3.Darius Milhaud: Paris
4.ラヴェルボレロ

収録:
2010年12月15日ギリシャ・アテネ メガロンコンサートホール

まあ、正直言って、音だけでは、そのパートをカツァリスが弾いてるかわかりませんな。。。
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カツァリスの自作曲の楽譜がダウンロードできます

えー長らく情報更新をさぼってすみません。
ネタはあれど、どうもやる気が起きず・・・。

今日は、楽譜の紹介です。すでに持っている方も多いのですが、カツァリスがその昔、月刊ショパンで自作曲を連載(?)していたことがありました。それをまとめて出版したものが、自作曲集「吟遊詩人と姫君」です。
コイツ↓
ginyuu.jpg

すでに絶版になって久しいですが、この中身が下のダウンロードサイトで手に入ります。
持っていない方はどうぞ。
http://www.sheetsearch.com/sheets/katsaris/
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バルトークラジオでバッハ&モーツァルト協奏曲が聞けます

事前にお知らせできませんでしたが、ハンガリーのバルトークラジオでバッハのコンチェルト3番とモーツァルトのコンチェルト12番のライブがGW中に放送されました。これはまだオンデマンドで聞けますので、下記のリンク先からどうぞ。
http://hangtar.radio.hu/bartok#!#2011-05-05

このリンク先から 19:35と書いてある右側に矢印ボタンが出るので、そこをクリックすると聞けます。

1994年4月5日ハンガリーブタペストでのライブ
バッハのコンチェルトNo.3 BWV1054
モーツァルトコンチェルトNo.12
(アンコール)
ショパンソナタ3番終楽章
バターブレッド

ジャック・マーティン・ヘンドラー指揮ソロイスツ・ヨーロピアンズ
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カツァリス最新のドイツ語のインタービュー記事紹介

オフィシャルに載ってるとは知らなかったのですが、私は筆者がツイートしているので見つけました。最新のインタビュー記事です。オリジナルがドイツ語なのでちょっと正確さにかけますが、なかなかおもしろいことが書いてるので簡単に紹介します。

筆者との最初のカツァリスとの出会いなどが語られた後で、食べているディナーの話などが続き、まずは昔話から。

・ 1965年年前後、13、4才のときに両親が1時間レコーディングスタジオを貸し切ってくれて、モーツァルトのトルコ行進曲、シューマンのアベッグ変奏曲などを録音したのが最初のプライベートレコーディングだった。

・ 最初のコンサート出演は1966年の5月にパリでハンガリー幻想曲を弾いて。(これはシフラの思い出を語るときによく出てくる話)

・ レコードデビューは1972年だった。ブリュッセルで開催されていたエリザベートコンクールの最中に、David Livelyと二人がDeccaから秘密裏にコンタクトされ、サインした。Deccaは二人がファイナリストに残ることを期待したうえだったらしい。コンクールのあとにモーツァルトとリストのロ短調ソナタを4時間半かけけてレコーディングした。
(管理人注:これで疑問がはっきりしました。これまでこのアルバムはコンクールのライブといわれていたのですが、まったくライブ感がなく不思議に思っていたので・・・)

・ その後、EMI、テルデックと24年間にわたってレコーディングを続けてきて。テルデックを去ったわけは、カツァリスが望むコンチェルトのレコーディングをさせてくれなかったからとのこと。23枚のアルバムをテルデックでは作ったが、オケとの共演はメンデルスゾーンのコンチェルトの1枚だけだったので。(管理人注:ちょっとよくわからないのだが、ほかにインバルとのブラームス2番やバッハのコンチェルトもあったが・・・?)

・ そのあとソニークラシカルに移籍して、ショパンソナタ3曲とモーツァルティアーナを録音したもののソニーとの契約は1999年までしか続かなかった。そのころ音楽協会は不況にはいってきており、ソニーはたとえばワグネリアーナなどのマイナーなレパートリーに興味をしめすカツァリスを不便に思っていたとのこと。

・ ある日ソニーのディレクターの事務所に行くと、ショパンの全曲レコーディングの契約を破棄してくれと依頼された。理由は、CBS時代から25年間独占契約を結んでいるマレイ・ペライアがショパンをレコーディングしたいそうで、そちらのほうを優先したいから。カツァリスはペライアがノクターンをやるかどうか5年間待ちたいといったが、ソニーの結論は変わらなかった。

・ それがきっかけですべて自分のレコードレーベルPIANO21を2001年に設立。

そのあと、このレコードレーベルを自前で持つというのがどれほど大変か、美人アシスタンとのフランソワーズのいろんな業務の話が続く。

・ 売上などをフランスの音協みたいなところに報告したり、デジタルIDをトラックごとに申請したり、著作権協会に申請したり。。。例の日本でやったフランス音楽メドレーのCD化も1曲だけ著作権者の許可が下りなかったから発売できなかった!
と嘆くことしきり。(管理人注:ちょうど去年の来日時にも同じことを話していたな)

・ またフランソワーズは寄付金を募っている。PIANO21では1枚のリリースに10,000ユーロ集めている。これまでに世界各国のパトロンから、450,000ユーロを集めた。(管理人注:結構誤解している人も多いが、このPIANO21事業は大赤字で彼はその赤字を埋めるためにコンサートをやっているような状態。いつも会計は火の車です)

・ 大きな野望がある。2015年彼のレコードデビュー50年を記念して、これまでのすべての音源を未発売のものも含めてボックスCD化120-130枚組にして売り出したい。これがもし実現したら、一人のアーティストの全集としては103枚組のヤッシャ・ハイフェッツのものを抜く記録。メジャーレーベルからの許可を受けなければいけないので大変そうだが、「やるしかない」の気合でやりたい。99ユーロのバーゲン価格で売ったらいいとアドバイスされている。(管理人注:実現したらすごいことですが、あまりにも途方もないプランですな・・・)

・ カツァリスはどこでどんな演奏をいつやったか、よかったかどうか、すべて覚えていて、たとえば、ベルリンフィルのメンバーとのシューベルトのますや、ドホナーニ指揮クリーブランドとのブラームス2番、フェルドキルヒでのシューベルトの夕べなどは録音として持っている。こういうライブは音質は二の次。

・ PIANO21からはもうすぐ1973年にレコーディングしたリストのロ短調ソナタをリリースする予定。

・ カツァリスはコレクターがもっている隠し撮りのプライベートレコーディングも探し出してリリースしている。ある知人の仲介でシュトゥットガルトのコレクターから入手した音源をフレンチミュージックVol.2に収録した。(管理人注:知人というのはどうもオイラのことね・・・。この件はいろいろあるのでノーコメント。。。)

そのあと、レコーディングスタッフの話になり、Kohei-sanのことなど紹介し絶賛。

・でも、1980年代は10000枚売れてたCDが、最近では2000枚しか売れない・・・。

最後はレコーディングとコンサートの違いなどを述べて終了。
やはりドイツ語だと、半分くらいしかわかりませんね。脳内補足しましたが、なかなか面白い内容でした。
まあでもPIANO21でのリリース予定の話は、何年も「出る出る」といって出ないことがほとんどですから。。。
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カツァリスからのメッセージその2「地震も放射能も怖くない」

昨日ツイートしましたが、またカツァリスからメッセージが来ました。
マジ、泣けます。ザルツブルク・モーツァルテウム管みたいに韓国公演ですらキャンセルする状況だというのに・・・。

「みんなキャンセルしてることが理解できない。もし自分が日本にいたら絶対キャンセルなんかしない。もし皆が望むなら4月でも5月でも6月でも日本に飛んでって無料のチャリティコンサートやる。自分は地震も放射能も怖くない」
I disagree with all these cancellations. If I was in Japan now I would not cancel the concerts. If you want I fly to Japan in April or May or June and I play charity concerts without fee: I am not afraid of earthquakes or radio-activity.

本当に来月くらいにチャリティーコンサートに来てくれたらなあ。。。
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カツァリスから日本のファンにメッセージが来ました!

地震直後から日本を心配してくれてたカツァリスが日本のファンに向けてメッセージを送ってきてくれました。
やはりこのように気にしてくれていると勇気づけられます。きっと10月には来日して素晴らしい演奏を聴かせてくれるはずです!
本当にはやく日本人全員が音楽を普通に聞けるようになりますように!

日本のファンの皆様へ

私の思いと心は常に皆様と共にあります。
ここパリにいる全員もまた日本の皆様の安全と健康についてとても気にかけています。
私は、日本の皆様、素晴らしい日本という国ならばきっと復興を成し遂げると信じています!
どうぞ前向きに自信を持ってください!
私は常に皆様と共に!

Love,
シプリアン・カツァリス
Cyprien Katsaris

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