Concert : 1994年来日公演データ
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1994年10月 |
ワーグナーとシューベルトのゴリゴリ編曲物プログラム。カツァリスバブルがあっけなくはじける。 |
10月10日 |
笠懸野文化センター |
A |
モーツァルト室内管弦楽団演奏会
モーツアルト:ピアノ協奏曲第12番、シューマン:ピアノ協奏曲
(門 良一指揮)
日フィル第464回定期演奏会
シューマン:ピアノ協奏曲(クリスチャン・マンデアル指揮)
NHK交響楽団第1243回定期演奏会
モーツアルト:ピアノ協奏曲第12番(ウーヴェ・ムント指揮)
Aプロ
シューマン:子供の情景
リスト:アルカデルトのアヴェ・マリア
リスト:孤独の中の神の祝福
ワーグナー:黒鳥館への到着
ワーグナー(リスト編):イゾルデ愛の死
ワーグナー(ブゾーニ編):神々の黄昏より葬送行進曲
ワーグナー(ラフ編):ニュルンベルクのマイスタージンガーの回想第4番
Bプロ(シューベルティアード)
シューベルト:楽興の時変イ長調D780-6
シューベルト:アレグレットD915
シューベルト:ピアノ小品D946-1,2
シューベルト:即興曲変イ長調D935-2
シューベルト:レントラー組曲D366,D790,D420
シューベルト(ゴドフスキー編):朝の挨拶/愛の使い
シューベルト(リスト編):セレナード/水車屋の男と小川/アヴェマリア/ます
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10月11日 |
秋川キララホール |
A |
10月12日 |
大阪 ザ・シンフォニーホール |
A |
10月13日 |
大阪厚生年金中ホール(モーツァルト室内管弦楽団共演) |
協 |
10月15日 |
名古屋 電気文化会館 |
A |
10月16日 |
豊橋市コンサートホール |
B |
10月18日 |
オーチャードホール |
A |
10月20・21日 |
サントリーホール(日フィル定期) |
協 |
10月23日 |
オーチャードホール |
B |
10月24日 |
大泉町文化むら大ホール |
B |
10月26・27日 |
NHKホール(N響定期) |
協 |
ピアノ好きなら涙物のものすごいプログラム。両プロでまったく違う顔をみせながら、技術と音楽性で圧倒された。とくにシューベルトリストの歌曲集は、3回目の日本公演での披露だが、数を重ねるごとに単なる「編曲物」の域を越えている。そんなことははじめからわかってるが、本当にすごかった。シューベルトの鱒は弾かなかったように記憶している。
そしてこれがカツァリスらしいのだが、前年ショパンで人気が出たにもかかわらず、わざと裏切るかのような「編曲もの」プログラム。しかも、当時移籍したソニークラシカルから発売した「ワグネリアーナ」からワーグナーの編曲物って・・・。前年、ショパンでキャーキャーいって集まった人たちには、至極不評だったらしく、そのような人たちはコンサート会場から姿を消し、翌年より、以前の会場風景に戻るのであった。合掌。。。
ソロは編曲物だったが、コンチェルトは日フィルとシューマンをやり、このときの録音はPIANO21からCD化されている。N響で巨匠ウーヴェムントと弾いたモツ12番も何気に名演だった。
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