Concert : 1996年来日公演データ

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1996年11月 この年も変わったプログラム。舟歌とオペラの編曲物プログラム。ますます磨きがかかったテクニックで魅了。
11月12日 アミュー立川大ホール B Aプロ
メンデルスゾーン:ヴェネツィアのゴンドラ漕ぎの歌 Op.19-6
メンデルスゾーン:バルカロールイ長調
リスト:ゴンドラを漕ぐ女
オッフェンバック:「ホフマン物語」バルカロール
フォーレ:バルカロール イ短調 Op.26
ショパン:バルカロール 嬰へ長調 Op.60
ショパン:パガニーニの思い出(ヴェニスの謝肉祭による変奏曲)
シュルホフ:序奏とヴェニスの謝肉祭による変奏曲
チマローザ:8つのソナタ
ヴィヴァルディ(バッハ編):ピアノ協奏曲BWV976
ヴェルディ:オペラ「椿姫」より前奏曲
ロッシーニ(ケットレー編):「エジプトのモーゼ」よりモーゼの祈り変奏曲
ベルリーニ(タールベルク編):「ノルマ」より清き女神による変奏曲
ドニゼッティ(ブリュダン編):「ドン・パスクァーレ」四重唱による変奏曲

Bプロ
前半がショパン ピアノソナタ第3番
後半 同じ

特別
ぐんま青少年オーケストラ
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番

11月14日 北九州 響ホール B
11月17日 笠懸野文化センター 特別
11月18日 岡山シンフォニーホール B
11月19日 大阪 ザ・シンフォニーホール A
11月20日 名古屋 電気文化会館コンサートホール A
11月21日 ライフポート豊橋
11月24日 サントリーホール A
11月25日 大泉町文化むら大ホール A
チケット争奪戦も無く、すっかり穏やかになったカツァリス周辺だが、プログラムは相変わらず刺激的。前半は「舟歌」をテーマに、後半はイタリアオペラの編曲物。カツァリスはどんな音色でも出せるが、基本的には明るい音色が良く似合う。そして、音楽性の根本は「歌」だといいきるカツァリスがオペラの編曲もので本領発揮するのは道理。曲の並べ方なども見事で、いわゆる「バルカロールプロ」としてファンの間では高評価だった公演。印象的なのは、アンコール。なんと、突然、ピンクパンサーのテーマ。

来日公演パンフレット