Article : 出版楽譜

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NHK趣味百科「ショパンを弾く」テキスト 1993年 日本放送出版協会
カツァリスを一躍日本で有名にしたNHK教育の番組、NHK趣味百科「ショパンを弾く」の番組用テキストブック。放送は1993年1月から3月にかけ毎週月曜日に行われ、それに先立ちこのテキストが出版された。中にはインタビュー、それぞれの曲のワンポイントアドバイス、それに楽譜の該当箇所には細かいアドバイスも書かれている。この番組のNHKのチーフプロデューサーの方が同年に行われた日本公演のパンフレットに寄稿して番組収録の裏話を語ってくれている(その1その2)。このテキスト自体はもちろんいまでは絶版だが、ときどきヤフオクなどには出品されるので手に入れるのはそれほど難しくない。また、実際の動画レッスン編、模範演奏編とも全編You Tubeにアップされている。(こちら参照

 

 

 

 

カツァリス・オリジナルピアノコレクション 吟遊詩人と姫君 1993年 東京音楽社

1985年の初来日以降何回かインタビューや記事で取り上げてくれていた月刊ショパンに1989年から1993年まで足掛け4年計17回にわたって綴じ込みで連載されたカツァリスのオリジナル曲をまとめて1993年6月に出版したもの。1989年の段階でカツァリスにオファーしたというのはなかなかギャンブルだといまでも思うが。。。
曲は全部で15曲で雑誌掲載順ではなくランダム。6曲目のソナチネのみ雑誌には3回にわけて掲載された。ほとんどの曲が誰かに捧げられており、当時の日本の関係者の皆さんの名前も。。。
収録曲のうち、カツァリスが実際に実演で弾いたことがあるものは、3曲目「モーツァルトへの想い出に」、4曲目「クリスマスの想い出」、5曲目「ハッピーバースデートゥーユーのテーマによる3つの変奏曲」、7曲目「幻想曲」、10曲目「サクラ・ユニヴェルサリス」、11曲目「さよならラフマニノフ」で、いずれもCDにも収録されている。
もちろんこの楽譜も絶版だが、ショパンを弾くのテキストと違い、中古市場にはあまり出回らないため、なかなか入手困難。なお、大きな声では言えないが、この出版については若干トラブルがあったため、再発売される可能性もない。

 

バッハ管弦楽組曲第2番から「バディネリ」カツァリス編曲楽譜 2009年 ショット・ミュージック
世界的な音楽出版社ショット・ミュージックのヴィルトゥオーソ・ピアノ・トランスクリプション・シリーズ 第14巻。
カツァリスお得意のバッハ編曲ものだが、この楽譜、そもそも演奏不可能なのでは?と思える文字通りの超絶技巧編曲。さらに、この楽譜は、この編曲楽譜シリーズ常連のマルク・アンドレ・アムランがカツァリスに手書き楽譜を貸してほしいと依頼して渡されたグチャグチャの手書きをアムランがわざわざ清書して、ついでに出版手続きまでしてくれたというイイ話も。

ヘラルド・ロドリゲス「ラ・クンパルシータ」 カツァリス編曲楽譜 2019年 ショット・ミュージック
ヴィルトゥオーソ・ピアノ・トランスクリプション・シリーズ 第20巻。
アルゼンチンタンゴを代表する曲「ラ・クンパルシータ」の編曲で作曲はウルグァイのヘラルド・エルナン・マトス・ロドリゲス。
カツァリス自身が来日公演で弾き予定だったが「難しいからやーめた」といって弾かなかった曲・・・。上海ライブ2007のDVDでは実演しているところを見ることができる。

 

モーツァルト後宮からの逃走より「お前とここで会えるのだ、コンスタンツェ!」カツァリス編曲楽譜  2017年 ショット・ミュージック
ヴィルトゥオーソ・ピアノ・トランスクリプション・シリーズ 第21巻。モーツァルト初期のオペラ「後宮からの逃走」からベルモンテの有名なアリア「お前とここで会えるのだ、コンスタンツェ」の編曲。とても美しいアリアで前に出版された2曲に比べると超絶技巧というほどではないが、それでもそんなに簡単ではないらしい(前2曲のショットミュージックのRatingはDifficutだったが、これはAdvanced)。

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