Article:2004年-現在  主にPIANO21盤の月評要約

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レコード芸術 2004年7月号 新譜月評
準推薦盤 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第3番、ピアノソナタ第31番、第12番「葬送」 

月評まとめコーナーでも書いたように、レコード芸術の月評は国内盤を対象としており、輸入盤の場合は、日本のディストリビューターにて日本語帯、日本語解説を付けた「国内盤仕様」にならないと対象にならない。よって2000年にソニークラシカルとケンカ別れしたカツァリスが自分で好きにやりたいと立ち上げたレーベルPIANO21も、国内盤仕様のものが発売される2004年5月以前に発売された約10枚ほど(カーネギーホールライブを含む!)は月評対象ではないまま過ぎ去ってしまった(月評ではなく海外盤紹介コーナーでは2001年と2004年に2回ほど特集されている)。
ようやく、はじめて月評対象となったのが、このベートーヴェン協奏曲第3番のアルバム。ソニー時代はコンチェルトのCDは発売されなかったので久しぶりだが、月評担当者が歌崎氏と岩井氏(!)に代わっており、今回のベートーヴェンでは歌崎氏が準推薦マーク。

【歌崎氏月評】
  • 協奏曲のソロは、明敏なタッチで強弱緩急自在に弾きだされ、音色も含めて実に多彩で、冴えたタッチと軽快な生命感をたたえた表現が新鮮。とくに弱音でのクリアな音彩はたとえようもなく美しく、カツァリスの個性が存分に発揮された演奏。
  • ただ、冴えた技巧、精緻なピアニズムに感嘆しながらも、これがベートーヴェンか!?という思いが頭から離れなかったのは事実で、この個性を受け入れるかで評価が分かれる。
【録音評】87点
  • オケとピアノがバランスよく収録されているが平均的な仕上がり。

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レコード芸術 2004年08月号 新譜月評

特選盤 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番 / 第22番(全集第1弾) 

記念すべきカツァリスのレコ芸初の特選獲得が実はこのCD。苦節20年以上かかって初の特選。しかもかつての天敵岩井氏も絶賛という奇跡! 輸入盤では2001年に発売されていたが、東京エムプラスによる正規輸入が開始された後に国内仕様で再発されたため2004年になって月評対象になった。

【岩井氏月評】推薦
  • 1980年代の一風変わったピアニストで「たんに腕が立つだけのピアニストに終わらなければよいが」と思っていたカツァリスががフランスが久しぶりに生んだ「モーツァルト弾き」として現前してきた。
  • テクニックによるモーツァルトを誇張するのではなく、伝統を堅持して埋没するでもなく、音楽的生命をしなやなに注入した演奏は響きが透明ですこぶる清澄で清新でモダンな印象でなんとも快い。
  • 22番のカデンツァのA/Bは18世紀スタイルのAを選択したのが正当、正解と考える。
【歌崎氏月評】推薦
  • 持ち前の冴えた技巧を軽やかに切れ味美しく生かした演奏はカツァリスならではで、いかにも粒立ちのよいタッチと多彩で澄んだ音色も魅力的。
  • 22番のカデンツァはAがあっていると思うが、ワルトシュタインソナタのこだまや皇帝のカデンツァからの引用も聞こえるBもカツァリスらしくて面白い。
【録音評】93点
  • のびやかで晴れ晴れとした音響的条件のよさ、ザルツブルク・モーツァルテウムホールの響きの良さを聴くことができる。

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レコード芸術 2004年11月号 新譜月評

準推薦盤 シューマン:ピアノ作品集Vol.1 (蝶々 / 花の曲 / アラベスク / 子供の情景 / 幻想曲) 

前回のモーツァルトコンチェルトで初のレコ芸特選を獲得したものの、いまだソロアルバムでは準特選止まり。このシューマンのアルバムでも辛うじて濱田氏が準推薦マーク。これは仕方ないところ。

【濱田氏月評】
  • カツァリスは好悪の分かれやすいピアニストだと思うが、個人の好悪あるいは評価をいわせてもらえば好きなピアニストであり貴重な芸術家と考えている。
  • 1977年から2003年までさまざまな時代の音源を集めたもので、カツァリスのシューマン弾きとしての個人史がうかがえる。
  • 1977年の蝶々は若くほほえましく、1989年の子供の情景では円熟を実感できる秀演、2003年のアラベスクも美しい。興味深い1枚。
【録音評】90前後
  • さまざまな時代の4回にわたるライブ収録。

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レコード芸術 2004年12月号 新譜月評

準推薦盤 モーツァルトファミリーの音楽 

この月は、モーツァルトの企画もの「モーツァルトファミリー」と「トランスクリプション」の2枚リリースされ、それぞれ月評対象。こちらファミリーものでは那須田氏が準推薦マーク。

【那須田氏月評】
  • おもちゃの交響曲は生き生きとチャーミング。軽やかな三度の連続や小気味よい明快なアーティキュレーションはさすがの腕達者。第2楽章のかっこうの木霊はどうやって弾いているのであろうか。
【録音評】87点
  • 音のキャラクターの面ではとりたてるほどの特質は見いだせない。

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レコード芸術 2004年12月号 新譜月評

準推薦盤 モーツァルトトランスクリプションズ 

同月2枚目のトランスクリプションは濱田氏が準推薦マーク。このCD、内容・企画は良いと思うのだが、今聞き返しても録音が悪い。おもちゃのピアノのように聞こえ、残念。

【濱田氏月評】
  • モーツァルト交響曲第40番のフンメル編が初耳だが、原曲に忠実でかつてカツァリスが弾いていたベートーヴェンリスト編よりもピアニスティックに響き、自然に聴ける。
  • 魔笛から小曲が1ダースほど弾かれているが、そのうち数編の編曲者がビゼーというのも「よく探してくるものだ」と感心せざるをえない。
  • 企画・演奏ぶりとも、このピアニストの才覚を十二分に発揮した注目すべきディスク。
【録音評】90点
  • 音が軽めでスケール感はなく、こじんまりと定位。粒立ちは悪くない。

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レコード芸術 2005年03月号 新譜月評

準推薦盤 J.S.バッハ・リサイタル-2(バッハトランスクリプションズ) 

あのカツァリス編トッカータとフーガを含むトランスクリプションアルバムは那須田氏のみ準推薦。そんなに悪いアルバムではないと思うのだが。確かに音はそんなに良くないのでSACDにもかかわらず録音評が辛口。なお、バッハオリジナル作品集ですでに輸入盤でリリースされていた「バッハリサイタル1」は国内盤未発売扱いで結局月評対象にならなかった。

【那須田氏月評】
  • 聴きどころはなんといってもカツァリス自身の編曲によるトッカータとフーガでまさしく独壇場。グランド・ピアノを完全に鳴らし切った、重厚かつ圧倒的な演奏でヴィルトゥオジティはいまだ健在。
  • カラフルな色彩はコンサートグランドピアノの可能性をフルに生かしていてSACDの醍醐味。これもまた、バッハを聴く楽しみ方の一つだろう。
【録音評】90点
  • 響きがもやもやして輪郭がはっきりしない。大きめに音像が広がり、タッチの粒立ちを聞き取りにくい。
  • 強奏は過多に華麗、やや混濁気味で聴きにくい。SACDは聴く気になれなかった。

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レコード芸術 2005年10月号 新譜月評

特選盤 モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番 / 第17番(全集第2弾) 

モツPコン全集の第2弾はまたもや特選でなんと連続特選盤! しかしながら、この後輸入盤では第7弾までリリースされるが国内盤仕様は発売されず、このシリーズの国内月評はこれで終了となってしまった。これが続けば特選盤も増えただろうに。。。

【岩井氏月評】推薦
  • ピアノのカツァリスは前回同様、確たる自信を支えとし、落ち着きある表情を見せつつ、モーツァルトの世界を品よくしなやかに再現している。
  • ぎこちなさ、わざとらしさ、などから完全に開放された演奏ぶりでなんとも快い。
【歌崎氏月評】推薦
  • 前作と同様に感興豊かな表現をいきいきと織りなした演奏は、爽やかな生命観と明敏で光彩ゆたかな味わいにとんでいて、新鮮な魅力がある。
  • 冴えた技巧と音をすっきりとしなやかな表現、味わいの深さに不足はないし、美しく粒立ち良い音の切れ味と快活な躍動感もカツァリスならではの魅力。
  • リとオーケストラもカツァリスのソロに的確に呼応しており主役を引き立てるうえで不足ないサポートぶりである。
【録音評】90-93点
  • ピアノは自然で輪郭はっきりとした音像が広がり、ホールの美しい自然な響きをともなって、つやっぽく美しい音色。

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レコード芸術 2006年12月号 新譜月評

準推薦盤 シプリアン・カツァリス・アーカイヴスー1 / ロシアン・ミュージック 

いまでは絶対に弾かないラフマニノフとチャイコフスキーのコンチェルトを20代のときに弾いた録音で、こういう記録物にしては珍しく両氏とも高評価の揃って準推薦。岩井氏は本当に編曲ものじゃなければ褒めてくれるんだよなー。。。

【岩井氏月評】
  • 出し遅れた証文、といった感じ。
  • 感情豊満なラフマニノフに、チャイコフスキーの華麗、どちらも底の浅さや脆さを意識させない出来栄え。
  • ただ、聴き手に対するアピール度はラフマニノフのほうが強かった。
【歌崎氏月評】
  • チャイコフスキーは、的確な技法に余裕を感じさせる落ち着いた運びも印象的。カツァリスらしい快演。
  • ラフマニノフはより魅力的。卓越した技巧で存分にピアノを鳴らし切った第1楽章カデンツァは圧巻。
  • その他の小品はカツァリスの個性がよりストレートに表れており、快速な超絶技巧曲の達者極まりない演奏は人によって好悪はあるにしても、カツァリスならではの聴きもの。
【録音評】75-80点
  • サウンドはさまざま。

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レコード芸術 2004年08月号 新譜月評

特選盤 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番 / 第22番(全集第1弾) 

記念すべき

【岩井氏月評】推薦
  •  
【歌崎氏月評】推薦
  •  
【録音評】90点
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レコード芸術 2004年08月号 新譜月評

特選盤 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番 / 第22番(全集第1弾) 

記念すべき

【岩井氏月評】推薦
  •  
【歌崎氏月評】推薦
  •  
【録音評】90点
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レコード芸術 2004年08月号 新譜月評

特選盤 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番 / 第22番(全集第1弾) 

記念すべき

【岩井氏月評】推薦
  •  
【歌崎氏月評】推薦
  •  
【録音評】90点
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レコード芸術 2004年08月号 新譜月評

特選盤 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番 / 第22番(全集第1弾) 

記念すべき

【岩井氏月評】推薦
  •  
【歌崎氏月評】推薦
  •  
【録音評】90点
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レコード芸術 2004年08月号 新譜月評

特選盤 モーツァルト:ピアノ協奏曲第13番 / 第22番(全集第1弾) 

記念すべき

【岩井氏月評】推薦
  •  
【歌崎氏月評】推薦
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【録音評】90点
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